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5.28 やばくないか俺 in教室

子供を迎えに来る彼女を見つけるのは難航した。

というか、未だ見つからず。


多くの園児を乗せたバスが出発して、母親たちが一斉に迎えに来る時間が14時頃なのは判明していた。

その時間帯に彼女が現れないのもわかっていた。

園バスに乗り込む園児の群れの中に彼女の子供を見つけられたら気もすむのだが、同じ帽子をかぶり、同じ制服を着た小さい集団から顔も定かではないただ一人を見つけ出すなど到底無理な話だった。

何度か休み時間も潰してバスが出た後に出入りする車を確認したが、やはり授業時間内には彼女の姿は現れないようだった。

幼稚園が閉まるまでここで駐車場を眺めていれば2,3日で見つけられる気がする。なんせもう授業中ではないのだから。

外を見たりノートをとったり外を見たりノートをとったり、問題を解いたり外を見たりと、忙しいことをしなくてもいいのだ。


いや、でも、授業が終われば部活が始まる。

連日でなければ部活をサボるくらいなんともないのだが、しかし、そこまでして彼女を探してどうするのか。

大丈夫か俺。やばくないか俺。

ストーカーじみてきた自覚があるので、何とか視線を駐車場からはずし、部室へ向かうため席を立った。










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