第三回 カラスウリ
新しい俳句のスタイルを提案します。
句+画像+説明文です。
俳句を、より身近に。
実生の 二年目の夏 カラスウリ 森 三治郎
実生とは、種から育てるということです。
去年の4月に種を蒔き、5月に芽が出、成長したカラスウリ。今年が2年目。
夏に白い5花弁のヘリに、レース状の飾りのようなものが付いた花が咲きます。変わった花です。
一夜の花で、翌日にはしぼんでしまいます。その一夜に、特別進化した蛾が飛んできて受粉させます。
真夏の夜の夢、神秘的な花です。
その果実がまた愛らしい。縞模様の入った楕円形の可愛らしい実がぶら下がります。熟すと真っ赤になります。
(グーグル検索で見れます)
小畑は カボチャ暴走 盛夏かな 森 三治郎
カボチャが暴走を始めました。
畑は混沌としてます。ナス、キューリ、ピーマンは存在感ありますが、サツマイモ、サトイモがのみ込まれそうです。
黄の花は 侵略者 反魂草 森 三治郎
夏に黄色い花を咲かす、大反魂草です。魂を反すという、恐ろし気な名の外来種です。
繫殖力が非常に強く、大きな群落を作ります。
那須町では、駆除を奨励してます。
見かけたら、根ごと掘り取り(根でも繁殖する)乾燥させ、その時花が咲いていたらビニール袋で覆い種が飛び散らないようにしておきます。乾燥したら、燃えるゴミで出して下さい。
とのことです。
とても、ムリのような気がします。
いつの間に ヘチマのような キューリがね 森 三治郎
葉の陰で取り残されたキューリです。
気がついたら、ヘチマのようになってました。
困ったなぁ。