第十三回 トリカブト
めっきり、秋らしくなりました。
皆様、健祥であられますか。
蚊飛び交う 林下に一むら ヤブコウジ 森 三治郎
これは、道の駅で売っていたヤブコウジ。かなり大きく、太く、ミツに生えている。(自然のものは、茎も細く、葉も頭頂に5枚くらいに展開、実も一つあるかないか)
じつに、充実した立派な株。やはり、プロの栽培家は違う。
鉢は、私のオリジナル木製六角鉢です。
ヤブコウジは、常緑の小低木です。同じ種で万両(サクラソウ科ヤブコウジ属)があります。こちらの方が馴染みがあるかな?。縁起が良いので、正月ごろ見かけたりします。ただ、同じころ見かける千両は別の種(センリョウ科センリョウ属)です。ちなみにヤブコウジは、別名十両です。
道の駅『友愛の森』(那須町、広谷地)でヤブコウジが売られてました。
周りの連中に「ヤブコウジって知ってる?」と聞いたら、誰一人知ってる者はいない。
『こんな草かと紛らう物が、売れるのかいな』と思ってしまう。(私は購入しました。300円)
咲く花は 青く妖しく トリカブト 森 三治郎
今年も美しく咲いてくれました。
3大毒草の筆頭です。(トリカブト、ドクゼリ、ドクウツギ)
トリカブトといえば、猛毒のイメージがあります。特に根。根は漢方薬の附子の原料でもあります。
だけど、花はハッとするほど美しく、そして不思議な形をしています。




