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第十一回 殺生石
久々の休日で、浮かれ気分でドライブ。
休日だ 那須の麓へ ドライブだー
遠くに望む那須連山の主峰茶臼岳、その麓に観光名所の殺生石がある。脇に湯泉神社があり、アップダウンの激しい、変化に富んだ散歩コースがあり、そこをゆっくりと歩いた。
たまに、変わった散歩コースもいいものだ。
夏の日の 殺生石は 岩ばかり
何のヒネリもない句ですねぇ。
殺生石とは、その昔京の都で悪さをしてた九尾のキツネが追われて、ここで退治されて岩になった。それが死んでも、毒を吐き続けた所。それが、殺生石。
松尾芭蕉もここを訪れ『石の香や 夏草赤く 露あつく』とよんでいる。
さすが、ヒネリが効いていて良い句ですねぇ。
昔は毒気が凄まじく、蜂、蝶が地面が見えないくらい重なり死んでいたと書いてあります。
今は、毒気が抜けてイオウの匂いがするくらいです。
殺生石の一画に千体地蔵があります。
小さな地蔵がいっぱい集まると、不気味ですね。
夜訪れるとホラー感があると思います。




