第十回 フシグロセンノウ
斎藤 秋さまから聞いたのですが、短歌や句は575の間に空白は入れないのが正式な書き方とのことらしいのです。TVなどは3段階で表現されてるから、てっきり空白があるものだと思ってました。
だが、那須広報(那須町発行の自治体情報誌)を見ると、俳句は空白なし、短歌は2段階表現となっておりました。(あまり、熱心に見てない)
そこで空白なしにしてみたら、見栄えが良くない。読みづらい。
で、やはり空白があるほうが良いと思いました。
センノウよ 健やかになれ 崖の下
森 三治郎
黒磯公園の裏側の斜面に、ひっそりと花を咲かせたフシグロセンノウです。
節黒仙翁と書きます。絶滅危惧種です。
似たような花を付ける園芸種がありますが、こちらは天然物です。
よくこんな物が咲いてたと、私自身が驚いています。
名前からして馴染みが薄いし、皆から忘れさられてなくなってしまうのは、何か悲しいですね。
NZ産 カボチャの実は 草の中
森 三治郎
ニュージーランド産のカボチャを買ったさい、種が付いていたので撒いてみたのが、すくすくと成長していた。
実はならないのかなと根本付近を見ると、けっこう大きな実が成っていた。買った時と、同じくらいの大きさだ。
1号会員、直井 清風先生の一句です。
なお、この句は掲載の許可をもらってます。
老いてなお 道半ばかな 渋、重み
直井 清風
清風先生は、草笛光子さんとか仲代達矢さんみたいなのが好きだといっておられた。
何でも、私生活をまったく見せないのが良いのだそうだ。
今のタレントみたいに、私生活をさらけ出すのは不快らしい。
先生は、草笛、仲代さんのような渋み、重みに憧れてるらしい。




