第一回 山ゆり
豊かな自然に恵まれた日本。
山あり谷あり川あり野があり海あり、それに豊かな色彩の変化する四季がありと、非常に恵まれた自然がある。地球的にみても稀有な存在だと思います。
例えば砂漠だとか、ツンドラ地帯、熱帯雨林、サバンナ、高山地帯とかと比べてです。
そんな恵まれた自然を見て、何も感じないとか、顧みないとか、興味がないとか考えている人が居たら、私はいいたい『恵まれた自然の中にいるのに、何も感ずるところがないなんて本当にもったいない』と。
それと俳句です。
日本語は、漢字、かな、カタカナ、ローマ字と今では絵文字まであり、多種多様で語彙も豊富です。特異な日本の文学があります。
その中の俳句。
俳句は語をギュっと凝縮して、その中に四季を入れ景を想起させようというもの。
だけど、どうなのかな。字づらだけで、想像を促すなんて。
そんな伝統にあぐらをかいた体質では、だんだんと廃れて行くんじゃないかと危惧してしまいます。
そこで、今の時代に少しでも近づくために、句に画像と解説文を添えて発信すれば俳句への理解の一助になるのではないかと考えました。
山ゆりの 芳醇な香の 夏来る 森 三治郎
山ゆりの花が咲くと、「ああ、夏が来たんだなあ」と実感する。
香りがね、かなり強い。大ぶりの美しい花。その強い香りを嫌う人もいるが、何よりそのこの時期の山ゆりの存在感が際立っていると思う。
木なのかなあ 夏芭蕉 草なのか 森 三治郎
バナナの親戚。大きな草っぽく見える。冬には枯れてしまうし。
昔、小学校に芭蕉が植えられていた。夏の頃にドンドン成長し、バナナのような小さな実がなったのを憶えている。何でも、その実は苦くて食えたもんじゃないということだ。
ちなみに、芭蕉の木というが木ではなく大型の多年草。
ぷるぷるり ミルクゼリーの 夏冷菓 森 三治郎
ミルクを温め、砂糖を入れ、クックゼラチンを入れます。冷めたら、冷蔵庫へ。
適度な硬さに調整できます。私は、すくうと崩れるような硬さが好みです。
私の、新しい俳句のあり方の提案です。
忌憚のない意見、感想など頂けたら幸いです。
「邪道だ」「句が下手くそ」など何でもかまいません。
それと、この会に俳句、短歌、川柳などの投稿を募集します。画像は『みてみん』経由となりますが、
私の所経由での対応もありです。
なお、投稿の際は『森の俳句会への掲載を、許可する』との文言を入れてください。
そうしないと、無断掲載で規約違反になります。
森の俳句会に入会いただけた人には、入会順に番号を付けたいと思います。
森の俳句会1号 〇〇 〇〇という風にです。
ある程度、会を重ねたら冊子にしたいと思ってます。
どうぞ、よろしく。