代替品
雑踏の中を、淡々と歩く
この大勢の集団を構成する一人として
ただただ、歩みを進める
自我を捨て、周囲に同化する
言うなれば、ロボットのように
もし僕が立っていられなくなったとき
助けてくれる人は、手を差し伸べてくれる人は
この中に、何人いるんだろう
周りにこんなにも人がいるのに
結局僕は一人でしかない
何よりも感じるのは、孤独
僕の代替品なんて、いくらでも居るだろう
周囲の人にとって、僕はロボットでしかない
だから、僕は、人混みが嫌いだ
お読み下さり、ありがとうございました