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第3話 旅は道連れ、世は情けって昔の人は言ってたね

大変遅くなりました。

仕事の都合上、遅い更新になってしまいました。


ですが、まだほんのわずかしか投稿していないのに、もう3名の方にお気に入り登録されてました。それに、ユニーク数が150人…これに感謝感激しており、私からは、本当にありがとうございますとしか言えません。


ゆっくりと進む駄文ですが、よろしければ読んでください。

しばらく街に向かって走らせているケイは、ふと今までの流れに疑問をもってしまった。


「っておい!?タフィネさんよ、何故に突然話せるようになったんだ!!?今まで不自然なく話してたから思いっきり忘れてたぜ!!」


そう…ケイは、タフィネと普通に話せているのである。先程まで聞いたことのない言語ではなしていたのに。

タフィネは、ふぅっと呆れたようにため息を付く。


「今さら何を言っているのだ。ただ単に言語翻訳を微精霊達にお願いしただけだ。こんなの常識だぞ...」


「いあいあ…微精霊ってなんだよ、聞いたこと無いぞ!?地球上どこ探しても無いぞ!!?」


肩をすくめ呆れながら言うタフィネに向かって、ケイ間髪かんぱつ入れずに言い返す。

おやっと顔をしかめたタフィネが、ケイの方へ顔を向ける。


「地球上どこにでもいるぞ。しかし、ケイよ…貴様は、先程から「日本」とか「日本人」とか言っているが、それは500年以上前に失われた種族と大地だぞ」


「はいぃ!???」


ケイは、驚きのあまり急ブレーキを踏んで車を急停車させた。急に止まったせいで、二人共がダッシュボードに頭をぶつけてしまった。


「いたたた…ってか、そんな冗談は勘弁してくれよ。ここは日本だろ」


「いたた…急に止まるとは何事だ,,,いや、日本は500年以上前に失われているぞ。原因は不明だ…だが、大地と種族はどこにいるのか不明なのだ。貴様は、そんなことも知らないのか…そもそも、ケイはどこから来たのかちゃんと答えてもらってないぞ」


タフィネは、じっとケイの顔を見つめる。もし、変な動きを始めたら即攻撃出来るように臨戦態勢を撮り始める。


「ちょっとまってくれ!?、タフィネさん、ひとつ答えてくれ…今、平成何年だ?」


「「平成」とはなんだ??全能暦のことなら752年だぞ。つくづく変なことを聞くな、ケイは……」


タフィネの聞きなれない西暦を聞き、ケイは、どしっとシートの背もたれに体重を預け右手で顔に手負いを置く。

(まいったな......単純計算で西暦を計算すると700年以上立っているってことか。しかも、日本は行方不明な上、日本人は俺一人の可能性は極めて高い。幸い家のことは話してないから伏せとくか--さて、どうやってタフィネに説明すっかねぇ…困ったなぁ)


ケイは、はぁっと深いため息を吐きながらタフィネの方へ向く。その行動に小さく身構えながらタフィネは、ケイの行動を見守る。


「変な事を言うかもしれないから、落ち着いて聞いてくれ……俺は、その失われた日本人・・・なんだ、嘘じゃ無い。俺は、落雷の日にこの車で仕事に行っている最中に雷にあい気がついたら、この大地についていたんだ。だから、精霊のことも知らないし西暦の事もわからない。ここは、地球には違いないが俺が生きていた時代とは、かなり景色も言葉も違う」


「ふ・・・何を言い出すかと思えば、そんな世迷い言……よし、ここに失われた日本の本がある。私は読めないが貴様が日本人なら読めるだろ」


そう言いながらタフィネは、手に持っている絹の袋から一冊の本を取り出した。ケイは、タフィネから本を受け取り表紙を見ると、そこに書かれている表紙を見てケイは、開いた口がふさがらなくなってしまった。

その表紙には、「戦略ゲームの基礎知識…この一冊でどんな戦略ゲームも楽勝だぜ!!」と書かれていた。


「ふざけるなーー!!人が気落ちしているのに・・・しかも、なんだ!!この本のタイトルは!?」


「なんだ!?ケイ、なんて書かれているのだ??」


ケイは、破りたくなった衝動をタフィネの声で我を取り戻した。


「ごめん、かなり取り乱した。この本は、俺の時代にあった戦略ゲームの攻略基礎が書かれた本なんだ」


「なんと!?所々にある挿絵は、戦略指南だとは、薄々気付いていたのだが・・・やはり、戦略指南の書だったんだな。しかし、その指南書がゲームとはなーー軍で通用する戦略内容なのに・・・昔の人は恐ろしいものだ」


うんうんと一人で納得しながら頷くタフィネを見て、確かに…とつられてケイも納得していた。

(確かに…ゲームの戦略方法とか進め方って、まんま昔の兵法とか概念だもんな。古人は偉大ってのは同意できるな)


パラパラと本のページを捲りながら読んでいくケイを見て、タフィネは肩を軽く叩いた。


「ケイの疑惑は完全に晴れたわけではないが、日本人であることは信用しよう。それと、微精霊には、ずっと翻訳してもらうようにお願いしておくとしよう。それとな…本を読むのはいいのだが、街にはいかなくていいのか??」


「は!?そうだった、食料調達だった。タフィネさん、何から何までありがと、かなり助かる」


俺を言いながら、握手の手を差し出すが、タフィネは、握手をせず助手席のドアにもたれかかっていた。

ケイは、肩をすくめる仕草をしながら、車のエンジンをかけ街に向けて走り出す。

太陽の位置が真上の位置にきたあたりで、ようやく街のような建物が見えてきた。廃墟とは違い整った建造物が並んでおり遠くからでも人がいることが感じられた。


「お、なにか見えてきたよ。もしかして、街ってあそこのこと?」


「そうだ。あれが首都エウスタキウスだ。思ったより早く着いたな...この「車」というものは、馬車よりも早いんだな」


街が見えてきたことに、ケイの気持ちが高ぶっていた。そんなケイを横目で見ながら微笑むタフィネ。

タフィネは、馬車よりも頑丈な車にご満悦のようで、二人共が先ほどの戦闘を忘れているかのように見えるほどだ。

街の入り口付近に近づくと門の近くで門番に引き止められ臨戦態勢のまま近づいてきた。相手の警戒心をやわらげるためにケイは、車からゆっくりと降り門番が近づくまで待っていた。


「貴様!!何者だ!!!それに、その鉄の塊のような馬車・・・みたいなものは!?」


「まってくれ!!何もしない・・・ただ、街の中に行きたいんだ」


臨戦態勢を崩さないまま近づき、車の周りをゆっくりと回りケイをじっくりと観察している。

それを見ていたタフィネは、何を思ったのか車から降りてきた。


「ん・・・貴様、そこで止ま......し,,,失礼しました!!!」


門番は、タフィネを見るとすぐに臨戦態勢を止め敬礼し始めた。ケイは、門番の行動を見て疑問に思い、タフィネを見ると…当の本人は、ため息を付き門番の耳元で何かをささやいていた。

門番とタフィネの小さな話し合いが終わったのか、門番がケイの方へ向き直った。


「さっきは、すまなかったな。この最近、モンスターが活発化してきていてな…みんな、気が立っていて気を休めないんでいるんだ。それにしても……まさか、タフィネさんと同行していたとは--それを早く言えよ」


「そっか・・・それは、悪いことをしたね。ってか、タフィネさんってこの街では有名なの??」


ケイは、おかしなことを聞いた感じがしたので聞いてみた。それを答えようとした門番が、何かを感じたのか苦笑いをしながら後ずさり始めた。


「いあぁ……まぁ……俺の口からは言えんのだ、悪いな…‥ただ、くれぐれも粗相だけはするなよ」


捨て台詞のようなことを言って、門番はその場からそそくさと自分の持ち場に帰っていった。


「何だったんだ、今の……タフィネさん、この街では有名人??」


「まぁ、名の知れた剣士だってことだよ。さぁ、そんなことはどうでもいいから、早く街に行くか」


タフィネは、微笑みながら車に乗り込み街の中に行くよう促す。ケイは、疑問に思いながらも目の前に広がる見たことのない街に好奇心を弾ませながら車をゆっくりと走らせ始めた。

ココまで読んでくれて有難うございました。


皆様からの感想・誤字脱字の指摘・アドバイス等がございましたら、ぜひお願いします。


次回は、慧が初めての街・買い物、これからの生活を築く為に動き始めます。


お楽しみに☆彡

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