表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スラッガーにはなれないけど  作者: 世志軒
第1部 第2幕: 高校1年生の春

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/229

第2幕: 高校1年生の春──紅白戦 1年生最後の反撃②

 「ここは確実に走者を進める!」


 2番・佐藤悠真が送りバントの構えを見せる。


 千堂は大きくリードを取り、投手がセットポジションに入る。


 初球、外角に変化球が外れる。


「ボール!」


 2球目、ど真ん中のストレート。


(ここだ!)


 佐藤はしっかりと球を転がす。


「コツン!」


 ボールはピッチャー前へ、理想的なバント!


「よし、千堂走れ!」


 投手が素早く処理し、一塁へ送球。


「アウト!」


 しかし、その間に千堂陸は悠々と二塁へ進塁。


(これで、確実に得点圏だ……!)


1アウト二塁、打席には3番・高橋拓海。


(今度こそ……!)


 前の打席では「打てる球を見逃し、難しい球に手を出した」ことを後悔した高橋。

 この打席では、最初から「打つべき球」を狙っていた。


 初球、外角低めのストレート。


(これは……まだ待つ!)


 見送り、「ボール!」


 2球目、真ん中やや低めのストレート。


(ここだ!)


 高橋はフルスイング――


「カキンッ!」


 打球は二遊間へ!


(抜ける!)


 そう思った瞬間――



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ