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7話 シスコン勇者と王都セントレイブン

「旅の者か?身分を証明する物を、そしてこの水晶に触れる事」


「仮発行でいいですか?中に入り次第きちんとします」


「うむ問題無しだ、…水晶も問題無しだな。ようこそセントレイブンへ、説明してやりたい所だが今日は混んでるので早く入るように」


「はい、お疲れさまです」



「兄さん綺麗な街並みですね、本当に中世のヨーロッパみたいな」


「だねぇ、噴水もあるしお城も大きいしね。屋台もあるね。まあまずギルドからだ…どうするコトハ?ギルドは冒険と商業に錬金に工房があるけど」


「んーヘタに商業で目立つのもアレですしね…それに他にも沢山勇者がいるのなら、出回るのも早いでしょうね」


「確かに。俺マヨネーズでうっひょうとか考えてたわ今。もうあるかもなマヨ」


「あはは、兄さんらしいね。んー、無難に冒険者ギルド一択でしょうね。私達錬金スキル無いし…と言っても目立たずに生活するにはランク上げ過ぎても…任せますその辺りは兄さんに」


「まあ国にさえ名声が行かなければ良いんだけどね…当面はクエストは適当にして、乱獲した魔物は手間でも街の肉屋に直接下ろしたり、村で売ったりしようかな」


「面倒でもそれが一番よね、国に仕えて魔王とか、それ以上の存在とか兄さんに相手してほしくないです。のんびりしたいです」


「のんびりは賛成だなー、いつか海の見える場所に家を建てて‥のんびり釣りしたり、ペット飼ったりそういう生活を送りたいな、コトハと一緒に」


「また兄さんは…、でも楽しそうですね何だか隠居した老夫婦にも感じますがね」


「…と、ここが冒険者ギルドだな…この開く扉とかいかにもアメリカンな感じだなー、すごくいい。文字も分かるし行けそうだな、後はテンプレさえ無ければいいなー」


「中は綺麗ですよ兄さん、と言うかテンプレも何も人が事務員さんくらいしか居ないですね」


「確かに、みんな朝から仕事してるのかな。まぁ当然だよな、こんな時間から酒飲んでる冒険者なんて…ちょっとは居るけど。まー問題なさそうだな知らん顔してるし」


「安心しました、受付も綺麗な事務員さんから強そうな事務員も普通にいますね」


「もめ事防止の為だろうね、やる気も上がるしヤル気もさがるしね。あのゴツイ事務員さん、手、空いてるな……すみません、ギルドに入りたいのですが」


「…隣に美人がいるのに何でオレなんだ…おめぇソッチか?、まぁいい1人1金貨必要だ、仮発行は1銀貨な」


「俺はこの子しか興味がないからね、勘違いしないように。これ2金貨ね」


「確かに可愛いな、じゃーこのカードに魔力を流し込んでくれ。あとはこの誓約書にサインを…よく読んどけよ」


「了解」


「ありがとうおじさん」


ギルドカードは握ると青く光った…これで完成なのかな、誓約書はまぁ大した事はない。もめ事を起こすなとか当たり前の事を書いてある。



「これでいいか?」


「ん‥OKだ。もう今日は遅いのでお前たちのランクで受けれるのは…常設の薬草取りかゴブリン退治ぐらいだな、常設だから受ける必要もないけどな、ゴブリンは右耳、薬草は丁寧に根っこまで取ればいい」


「丁寧にありがとう、この街でお勧めの宿と武具屋を教えて欲しい」


「ま、暇だしいいか。宿は後で渡す地図にも載ってるクライスの宿がいいぞ、武具はルカス武具店だ」


「ありがとう、コレ少ないけど酒代の足しにしてくれ、また聞きたい事があったら頼む」


「おっいいねぇお前。んっと…レオか、気前のいい奴は大好きだ。いつでも聞きにきな」



それから宿を2人分とった、1人1泊2食付きで5銀貨…安くね?5千円だろ?日本ならカプセルでも高いし民宿レベルだよな。


武具はと言うといいのがあった、白いローブで再生付き、物理被ダメージも中付きで60金貨、コートも白だけど同じく60金貨である。試着したけどコトハは天使になったよ…俺?俺はいいよ別に。まぁまだお金が足りないから、次の目標だな。あの子らいつも同じ服着てるねーと指を刺されたくないからな。


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