祓い師コダマ!! 三話
祓い師コダマ!! 三話
場所 白霊会 客間 夕方 晴れ
状況 剣達は客間にとおされ、休んでいた。
セリフ
サゼン「こちらのお部屋をお使いください。」
霊実「荷物まで運んでもらって、すまないな。」
剣「それにしても、凄く広くて綺麗な部屋だな。まるで、旅館みたいだ。」
霊実「そうだろ、俺も初めてきたときは驚いたさ、それに愛様の式神が作る料理は絶品だぜ。なあ、サゼン。」
サゼン「霊実さんありがとうございます。今回も期待していてください。」
剣「それだったら、晩ご飯も三珠と一緒に食べれないのかな?」
サゼン「それだったら、大部屋にご用意いたしますよ。」
剣「そうか、じゃあ、よろしく頼むよ。サゼン。」
サゼン「分かりました。では、自分は食事の準備があるので。その間、ゆっくりしててください。あと、浴場は三珠さんが使っているので、三珠さんが出てからにしてくださいね。」
剣「分かった。ありがとう。」
サゼンは部屋から出ていった。
コダマ「じゃあ、僕は少し寝ますね。ふあ〜、疲れた。」
剣「風呂、あくまでの少しな。」
間
霊実「今、隣はアマチだけかな?泣いてなきゃいいけど。」
???「私なら、ここにいますよ。」
窓の方から声がした。
剣「何で、お前こんなとこにいるの?」
アマチ「二人が三珠殿を覗かないように見張っているんですよ。」
剣「俺達がそんなことをするわけないだろ、な、霊実。」
霊実「まあな。」
アマチ「逆に興味無いと?」
チリュウが窓の下から声をかけた。
チリュウ「違いますよ。追い出されたんですよ。」
アマチ「な、何を言うのですか、チリュウ!!」
客間の入口から声がした。
三珠「二人共、お風呂から上がったから、次は二人の番だよ。」
剣「分かった、コダマ、起きろ風呂に行くぞ。」
コダマ「ふあ〜。お風呂ですか?分かりました。」
場所 白霊会 浴場 夜 晴れ
状況 剣達は三珠が上がったあと浴場に入っていた。
剣「ああ、丁度いい熱さだ。」
コダマ「寝てたのに・・・。」
剣「すまないな、コダマ。でも、風呂から上がれば、御馳走が食べれるぞ。」
コダマ「そうですね、僕、お腹がすいてきました。」
剣「霊実、それにしても、コダマは小さいからいいけど、チリュウが風呂に入れないのは。少し、可愛そうだな。」
霊実「そうだな、俺もチリュウを洗ってやりたいところだが・・・。」
霊実は窓を見た
霊実「チリュウ、何を覗いてる?」
チリュウ「だって、私も入りたいんですよ。」
霊実「このあとの飯で勘弁してくれ。」
チリュウ「しかたないですね・・・。」
間
剣「今日の晩ご飯は、何が食べられるのかな。霊実、前は何が出てきたんだ?」
霊実「そうだな、そこらへんの旅館の比にはならないぞ、すしや山菜の天ぷらや刺し身。」
剣「そんなにすごいの!」
霊実「まあな、こんないいところはずっといたいんだが、何分、山奥だ。」
剣「確かに、それはそうだな。」
霊実「よし、もうそろそろ風呂から出るか。」
剣「コダマ、出るぞ。」
コダマ「分かりました。」
剣「少し、のぼせてないか?」
コダマ「大丈夫です、それよりご飯を食べましょう。」