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空回り・リアル・下手な絵・ローラーブレード
空回り
言葉も行動も状況も
空回りするほど
純粋な気持ちが綺麗に見えるんだ
リアル
待ちわびた休日 原付に乗ってただ走る
行き先もなく 棒を倒した方向でもなく
僕に出来る少しばかりの自由
何処までも行けるわけなく
交通規則破るでもなくガソリン代払う金なく
そんな少しばかりの自由
下手な絵
また絵を描き始めたが
下手になったのは
気にならなくなった
それは友達や恋人に送る手紙のように
思えるから
ローラーブレード
ちいさな男の子と女の子が
ひとつのローラーブレードを
一人片足ずつ履いて滑れないその状態で
楽しそうに遊んでた
通りがかり たまたま目に入ったその光景が
なんだか嬉しかった