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ロマンヌの癒し日記  作者: ほか
第2話 フランス女王の秘めたる初恋
21/89

14 罪への許し

 「ロジェ」

 ふいに、エルネストはロジェを呼びました。

 「なんだ、急に」

 「罪は、許されると思うか」

 「……そうだな」

 ロジェは少し視線を逸らして考えた後、

 「ひとりでも、許してくれる人がいるなら」

 「そうか」

 ロジェはエルネストに、顎で向こうを指し示しました。

 「あれ、見てみろよ」


 そこには頭を地面につくかと思うほど下げるカトリーヌ王妃と、そしてミランダの姿がありました。

 「やですよ陛下。顔をお上げください」

 「いいえ。あなたには、どうお詫びしてもしきれません」

 カトリーヌはその姿勢のまま言いました。

 「サン・バルテルミのあの事件をわたくしは黙認していました。あのとき首を横に振っていれば、あなたのご子息も……」

 ミランダは首を横に振りました。

 「あの悲劇は、あなたひとりが起こしたことじゃない。罪滅ぼしとして、これからあなたにできることは、もう2度と、こういうことが起こらないような政治をしていくこと」

 はっとして、カトリーヌは顔を上げました。

 「幸い今は、新教徒の考えも認めるように、上の方々も動き出しているんでしょう。いいことだと思います。女王陛下も頑張っておくれ、ね」

 カトリーヌは目に涙をためて頷きました。

 「はい……!」

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