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ブロンズの少年

作者: Seashore

無数の星々が囁き交わす (いにしえ)の魂に旅人キャラバンの青い瞳が


砂漠の海に浮かぶ……



少年は小さき愛に口づけて


ハートの海から一夕いっせきの船を出した



彼の髪から濡れ伝う 


白銀の蛇は官能をなぞり


青銅の肌から 絹の波脈を


黄金の雫に鎮める



地平線に彼の息吹が 金の輪を描き


砂漠の海原へ小さき美を散りばめ


万華鏡のように輝き渡らせる……



小さき愛は 彼の身体を這いながら


煙る美しき 青銅の肌から 内なる光線の愛を放つ



それは 砂粒が謡う 無数の星空にそびえ立つ砂の塔のように


少年は流れる砂へ 優しく口づける


小さき愛は 天蓋を纏う なめらかな絹のオーロラに抱かれる 幾多の瞬く星


少年は幾千もの星粒が流れる空へ 優しく口づける



小さき愛は 無数の星のように砂漠の海に浮かび上がる


小さな石たちは深い藍色に染まり


空 海 砂漠が数多の星に美を飾り合わせる



ここは 砂漠の海に浮かぶハートのオアシス……


小さき美が偉大なる愛に変わる場所



青銅(ブロンズ)の少年は 小さき美を愛の箱船へ乗せて旅立つ……



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