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プロローグ1:二つの聖天使遺伝子

聖天使の遺伝子計画

別名 Project Angel's

それは、まだ幼い子供達にある特殊な遺伝子を注入し、人々を導かせる計画だった。


聖天使の遺伝子計画主任 シェリル・メイナード博士この計画の主任に立候補した博士である。

副主任 佐島 響博士

シェリル博士が立候補した際に助手として、政府から派遣された博士である。

シェリル

「計画は順調のようね。安心したわ」

佐島

「まだ安心できませんよ主任。こういう計画は、イレギュラーが発生しやすいものです」

シェリル

「そうね」

そして、計画の初期段階が終了し、二段階に移行して長い年月がたった。


「ふう、やっと学校が終わったか」

鷹島 圭 15歳 中学3年生

剣道部

オッドアイを除けばごく普通の中学生である。

「サボんないで、よお兄ちゃん」

鷹島 彩 14歳 中学2年生

同じく剣道部

鷹島 圭の妹であり、同じく普通の中学生である。圭

「いいじゃねぇか。別にサボったって減るわけじゃねぇだろ」

「それはそうだけど……」

突然、黒い車が三台校門の前に止まった。

「彩。部室の俺のロッカーから木刀3本持って来てくれ」

「えっ!」

「いいから早く」

「わ、わかったわ」

彩は、急いで部室に向かった。

「木刀が来るまでどうにかしねぇと」

そして、黒い車から黒いスーツを着た男達と博士二人が出てきた。

シェリル

「久しぶりね。といっても覚えているわけがないわよね」

「誰だ?アンタ。それに、何のようだ」

佐島

「この人はシェリル・メイナード博士。君らを保護しに来た」

「保護、だと?」

「お兄ちゃん、持ってきたわ」

「ナイスタイミングだ、彩。貴様らみてぇな怪しさ抜群の奴らに保護されてたまるかよ。彩、木刀一本借してやる。この場を切り抜けるぞ」

シェリル

「しかたないわね。佐島博士、ちょっとぐらいなら傷ついてもいいわよね」

佐島

「この場合、仕方ないでしょうな。死なない程度ならいいでしょう」

シェリル

「それでは頼みますよ。皆さん」

黒いスーツの男

「了解した」

その声とともに、黒いスーツの男達が一斉に刀を取り出した。そして、一斉に切りかかってきた。

「ざっと見て、五、六人てところか」

「ど、どうすんのよ」

「この場合、正当防衛になるだろ、警察が来てもそれで言い訳できる」

「つまり、戦うしかないってことね」

そして、圭のところに三人彩のところに二人向かってきた。圭は、刀の軌道を見切りつつ、敵に一太刀ずついれた。

「おらおらおら〜」

一方、彩は軽々と刀を避けていた。まるで、最初からそこに攻撃が来るのを知っていたかのように…。

「……………」

しかも、攻撃が迫っているというのに無言で無表情で避けては致命傷になる一撃を入れている。

シェリル

「………すごいわね」

佐島

「まあ、これぐらいは出来て当然でしょうな」

シェリル

「それでは、佐島博士。リミッター解除を」

佐島

「よろしいのですか?」

シェリル

「これぐらいしないと、彼らの真価は見られないわ」

佐島

「仕方ないですな」

すると、佐島博士はポケットの中に手を入れ、何かのスイッチを取り出した。

佐島

「リミッター解除」

そして、スイッチを押した。すると、黒いスーツの男達は体を変化させていき、人間とは思えない化け物になっていった。

シェリル

「いつ見てもグロいわね」佐島

「まあ、元は聖天使遺伝子の失敗作ですからな」

「聖天使遺伝子?」

シェリル

「貴方達が持っている特殊な遺伝子の事よ。妹さんは覚醒しているようだけど」圭

「彩、本当なのか」

「………うん」

佐島

「君が持っている遺伝子は、ガブリエル遺伝子だ。そして、その青くなる瞳は真実の瞳という」

シェリル

「更に言うと、圭くんが持っている遺伝子は、ミカエル遺伝子。それは、未知なる遺伝子なの」

「未知?」

シェリル

「そう」

そして、シェリル博士と佐島博士はそれらについて説明した。

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