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ココアとコーヒー

いきなりだが、自己紹介から初めよう、俺は緑川恭弥(ミドリカワキョウヤ)、一応警察官だ、それに警視庁で働いている、部署は『警視庁捜査第1課第8強行犯捜査火災犯捜査第1係』。

 立場上、いい部署に就けたと思う…が、「恭弥ー、コーヒー頂戴」まず一人コイツは赤川恭華(アカガワキョウカ)、超甘党なウチの巡査だ(俺も巡査)、緑川さんは185cmの長身だ、そしてもう一人…「恭華さんはブラックですかー、私コーヒーのめないんです、ココアで」と言うこの147cmの小さいのは黒川恭子(クロカワキョウコ)、一応ウチの警部である、「勝手に作って下さいよ」いつもいつもなぜ俺が作らされるのだろう。

 「あー、やっぱりコーヒーにミルクとマシュマロ入れて」

作らないと言っているだろう、あっマシュマロ切れてる、

「恭華さん、マシュマロ切れてます」

言ってるうちから作り初めてる俺、もう体に染み付いた動きなんだろう、良く言えば日課になっている。

 「やっぱり無いでしょ、買ってきた、ホレ」

マシュマロの入った、いかにも「超甘い」を強調したパッケージをぽいと投げる、が長身の彼女のピントはやはり大まかな様で、俺のはるか頭上を越えて…行かない、俺のジャンピングキャッチ炸裂、ギリギリで受け取った。

 そういえば、マシュマロはどれぐらい入れるんだ、多分普通の感覚で入れては、きっと彼女は「何これ!?マシュマロ少ない!!」と怒鳴られる、一応聞いておこう。

 「恭華さん、マシュマロ何個入れます?」

「うーん…半分ぐらい」と答える恭華さん、えっと…それはマシュマロ半分だろうか、いやきっと彼女なら“マシュマロを袋半分”と言いたかったんだろう。

 「カップに入らないだろ」と思った方もいらっしゃるだろう、俺も全く同感だ、コーヒーはともかく、マシュマロ袋半分(10個ぐらい)もカップには入らない。

 「恭華さん、マシュマロ別盛りでいいですか」

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