出会い
「お前は誰だ、何しに来た」
「俺は選ばれし物。ここには世界合同教神会の本部を倒して、玉を貰いに来た」
「私も選ばれし物。ここで戦っているけど、相手が強すぎて・・・・・・
私はここで世界合同教神会を滅ぼしてから、東の国の独裁者を倒しに行かなければならない」
「そうか。ここは同じ民族で西と東に分かれて争っているもんな。
ルソウでも貧富の差が激しく『苦しんでいる人々が多くいる』と言われていて、
金持ちたちは政治や財界と繋がり、パワハラなどのセクハラはもちろん、刑事事件や民事件になるような事をして、それらを政治家や検察の力でもみ消して私腹を肥やしていると言われているからな。
その中核を世界合同教神会が闇で仕切っているのだろう。
東の国は兵器に金をかけて、国民が餓死をしていても、なんとも思わない奴が代表だろう。
三代にわたり国を支配して、恐怖と言う力で抑え込み、言う事を聞かない奴らは皆殺しにしているのだろう」
「そうだ。だから今は世界合同教神会と戦っているのだが、相手が多くて歯が立たない。
今は少しずつだが力を削っていっている。
奴らを倒してから、東の国の独裁者を必ず倒す」
「そうか、俺も世界合同教神会を倒しに来たから一緒に戦わないか。
ここに来る前に自分の国でも・・・で、力を貸してもらいながら戦ったから。
あ、俺は龍虎。名前は」
「名前は心。龍虎か、正直、お前がどんな奴か分からないからな。
それにお前の国は嫌いだ」
「ま、俺の国の事はさておき、俺の持っている玉を全部見せるよ。役に立つかも分からないから」と言って、玉を出した。
それを見ていた心は驚いた表情をした後、玉を見始めた。
「俺の持っている全ての玉は、パールで出来た刀、フローライトで出来た刀、空飛ぶ家、心を読む力、透明石、ログブック、影を切り取る爪、黒い翼、赤い翼、小さな透明な数が多い翼、これが全てで、これだけ持っている」
「凄いな。私が持っている玉は、パールで出来た弓矢、空飛ぶ家、透明石、ログブック、影を切り取る爪だけだ」
「空は飛べないのか」
「飛べない」
「それじゃ赤い翼を上げるよ。俺は黒い翼を持っているから」
「え、敵か味方か分からない私にくれるのか」
「敵が同じだからな。それに黒い翼があれば空を飛べるから」
「そ、そうか。それじゃ貰っておく、とりあえず一緒に戦うか。でも100%信用したわけじゃないからな」
「あー、いいんじゃない。一緒の敵だし心強いよ」と、微笑んだ。
空飛ぶ家をしまい、心の家に入った。
・・・と言う境遇で選ばれし物になり、修行をしたと聞き、上空から世界合同教神会の敷地内を見渡しながら、情報を聞いた。
「本部にはジン・チャク、サンマザーと呼ばれる教祖が中心で、身内のジン・ライム、ジン・レモンの2人が側近としてついていて、5人の大教会長と呼ばれる物がいて、その下に数十人の教会長達がいている。
大教会長数人と戦ったが、教会長達が参戦してきて苦戦をした。今は教会長を倒しにいっている」
「そうか。俺もいきなり大きな組織に戦いを挑んで、ひどい目にあったからな・・・」
「教会長はかなり滅しているから大教会長を滅しないか、キム、ニイ、カシ、メシ、カユがいて、キムの部下の教会長を多く滅したからキムから潰して行かないか」
「よく分からないから任せるよ」と言って、キムがいている大教会に向かった。