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選ばれし物達  作者: 幸(ゆき)
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八百万の物

 いきなりここに来たのが間違いだと思い、ノートの2ページ目に書いている


 【世界合同教神会、支部。中田広福教祖

 摩野市。玉、1】に行く事にした。



 総本部が近かったので、そこに向かった。


 神価連合とは違い田舎の方にあったが、やはり敷地は広かった。


 全国に教会があり、信者数も神価連合ほどではないが多いようだった。


 神価連合の様に、都心に国内の総本部があって周りにいろいろな施設があるわけではなく、広々としていたが多くの人々が出入りしているようではなかったので、子供の姿で入らず(見つかったら仕方がないや)と思いながら姿を消して入る事にした。


 中に入るとまばらに人はいたが大勢ではなかった。


 力を持つ者の気配はなく、すんなり奥まで入っていけ様々な情報を手に入れる事が出来た。


 全国に教会があって数多くの信者がいて、政治家はいなかったが、政治家のボランティア活動や応援する事で、政治家との深いつながりを持っていて、将来的に政治の世界に参戦中しようと考えていて、金を集めるためなら手段を択ばず信者達から取れるだけの金をむしり取っていて、その内の多額の資金を総本部のあるウルソに送金していた。



 田広福教祖を筆頭に全国各地の教会に教会長がいて、刑事事件になるかならないかのギリギリの犯罪的な詐欺まがいな事をしつつ、信者達をマインドコントロールして借金をさせてまで多額の寄付を集めまくっていた。


 これら事が原因で、信者の家族が政治家のトップを殺害して問題視された。


 

 田広福教祖は国内の総本部の近くに住んでいた。


 教会長や信者の出入りがあったので、夜中に田広福教祖の部屋に姿を消して侵入し、寝ていると所を起こした。


 凄く驚き、(姿が見えているのだと分かり)力を持つ者だと確信した。


「何者だ、何しに来た」


「玉を貰い受けに来た」


「玉とは何だ」


 姿を消すレーザーライトの玉を出して、姿を見える様にして玉を出て説明をした。


「確かに持っている、胴の刀だ。

 この国で教団を作る時に神価連合を見本として作ろうと思い、潜入した時にいただいたものだ。

 神価連合は今でこそ政界にも進出して大人しくしているように見えるが、結成してからの数十年間は無茶苦茶な信者集めと金集めていたから手本にしようと潜入して、マニュアルを勉強して胴の刀を盗んで来た」


 「そうか、それら(玉)を集めているので渡せ。

 素直に渡せば気概は加えない。

 渡さなければ影を切り取り、お前を滅する」と、説明をした。


「まあー、いい。殺されるのは嫌だからな。これを持っていかれてもルソウの総本部には何もダメ―ジはないからな。

 お前程度の力ではルソウの総本部はもちろん、神価連合すら倒せないだろう」


「う、まぁいい。これは貰っていく」


 玉から出して刀を手に取ったが、何の力があるのか全く分からなかった。


 外に出て空飛ぶ家を出して乗り込もうとすると、


「待って」と声がした。


 すぐ下を見ると、小さな小人の侍の格好をした男がいた。


「わ、」と驚き「全く分からんかった、誰」


「私は八百万の神と呼ばれている、名前は寸。

 その刀達を大陸から来た神心教に盗まれ、力を付けてきた神価連合の手に渡り、取り戻そうとしている。

 私は八百万の神と呼ばれているが、神ではないし神などいない。

鳥や蝶は空を飛び、カバやペンギンは水の中に入るだろう。

私達は妖精や妖魔。物の怪と呼ばれている物。

 人と言う物には姿が見えなくて、この国だけではなく全世界に我々の類いの物は多くいてているだろう」


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