全裸の女性とトウメイン
僕は東明。
僕は勃起薬が効かなくなった。
勃起薬は万能薬ではなかったのだ。
勃起薬が効かなくなった原因は勃起薬の飲みすぎだった。
勃起薬はトウメインではなかった。
そういえばトウメインで好き勝手すればエッチなことも出来るんじゃないか?
勃起薬を飲んでいないから勃ちもしないが……。
しかし本当にそうだろうか?
これからは先入観を捨ててみる必要があるのかもしれない。
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私は博士。私は透明な薬の開発に成功した。
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私は博士。私は透明になる薬を開発していた。
勃起薬が効かなくなったのはそのせいかもしれない。
透明人間になれば、いぼを気にせず自由にできるはずだ。
いぼを気にせずにエッチができるのだ。
いや、それはどうかなぁ……。
どうしてだ?
いや、だって透明になったら勃起ができないだろ?
なに?
勃起薬が効かないなら、勃起薬を飲む必要が無いではないか。
つまり、勃起薬の効果が切れても、いぼに悩まずに済むということだ。
おぉ!それは素晴らしい!
だろ?
早速実験してみることにしよう。
私の目の前には全裸の女性がいる。
彼女は私の妻だ。まるでカラスウリだ。
読者の皆さんはカラスウリをご存知でしょうか?
カラスウリとは夜に光る植物です。
その正体は実は植物の花ではなく、実なのです。
実は花のように見える部分は葉っぱなのですが、夜になると実の部分だけが光ります。
妻とはそういうものなのです。
私はトウメインを飲んで透明になった。実験は成功だ!
これで彼女を好き勝手できるのかもしれない。
だが、私は勃起しなかった。
これはつまりトウメインと共に勃起薬も合わせて飲むべきだったということを意味しているのだ。
私は勃起薬と勃起不全用の薬を買っている。
私はいそいで薬局の親父に電話をかけた。
ちょっと!勃起薬と勃起不全用の薬買ったんだけど!
へぇ!まいどあり!
親父!あなたはカラスウリを知っているか?
なんですって?どういうことですか?
いや、だから、奥さんはカラ……えーっと、なんと言ったらいいか。妻は植物なのです。
そうか、知らなかったけど、いぼは増え続けていたんだな。
そうなんです、親父。いぼに効く薬くらいあるんじゃないですか?
はっはっは!博士よ、そんな都合の良いものがあるわけないだろう!
確かにそうだ。でも、この世界ではどうなんだ?
ん?どうなんだとは?
例えばトウメインみたいな便利な薬があるじゃないか。
ああ、あれは便利だよなぁ……。
他にはどんな便利な薬があるんだ?