表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お役所仕事は大変です。  作者: マイ
13/14

驚いて、疑います。

「…コレが、あのゴーストハウスと言われていた北の離宮?」


「今はすべて取り壊し、元陛下の年金でアトリエを建て直しております。」


「庭の隅の小屋はなんですの?」


「あちらは側妃殿の住まいです…。半年を過ぎましたが造花作りが上手くいかず、かと言って元陛下のように新な才能が開く事も無く…」


「お父様の邪魔をしないように、北の離宮の敷地内で監禁中ですのね?」


「はい、大陸会議が終わり次第…眠りについて頂く運びとなりました。」


「あら、三ノ姫…陛下も決断なさったのね」

「素晴らしい決断ですわ!」


「姫様方こちらへ…」


「あら、扉はこちらでしょう?」

「そちらは、業者用の搬入口で側妃殿へのダミーとなります。設定された魔力量を順番通りに注がないと扉は開けられません、そして我々役人が管理する魔力情報で個人が特定できるようになっております、試作段階ですので、まだ業者の担当者と我々役人のみの情報しか登録されておりません。」


「…この扉の仕掛けも、お父様が?」


「まぁ、お父様たら人が変わったみたいに仕事熱心ね?貴女の持っているカードは何?」


「こちらは、設定された魔力量を閉じ込めたカードで扉の穴に指すだけで自動で魔力を流し鍵が開くよう設定されている上、こちらも誰の魔力で扉が開かれたかわかるように設定されています。親方が待っていますので扉を開けますね」


「親方?」


「此方の部屋へ、お入り下さい。親方!姫様方をお連れしました」


「おぉ!一ノ姫、ニノ姫、待っていたぞ!」


「…ホントにお父様ですの?」


「一ノ姫!父がわからんか?」

「えぇ、別人にしか見えません…。」


「親方、姫様方は昔の親方しか知りません。」


「そうだな…愚かな私しか知らぬのか…。」









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ