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広東大侠激突  作者: 東武瑛
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両雄の別れ

荒野を馬で走る李と早川。

灼熱の太陽が荒野を照りつける。

やがて二人は浜辺に出た。

早川が馬を止め李に聞く。

「広東少林寺に行くのか?」

「そうだ。まだ皆、集まっているか分からないが」

「まだ単なる寺の状態だが、ここで少林寺を再興する」「君は?」

「俺は琉球に渡ろうと思っている」「まだ日本に帰る気はないからな」

李が言う。

「琉球には優れた武術があると聞く」「私もいつか行ってみたい」

「また、会おうぜ」

「ウム」

「では私は南に行く」

「俺は北だ。ここでオサラバだな」

「達者でな」

そう言って早川が馬を走らせる。

李も馬を走らせる。


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