忍者軍団滅ぶ
「まず煙幕を教会に投げ入れ、奴等が出て来た所を襲撃しよう」「分かりました」
教会の中では李と早川が目覚めていた。
「俺を狙って忍者が来るだろう」早川が言った。
「私も狙われる身だ」李が言う。
「お主、どこに行くつもりだ」
早川が聞く。
「少林寺を再興するため広東の九龍山に行く。そこに生き残つた同士が集まって来る」李が答える
「そうか」
「君は、どうするのだ?」李が尋ねた。
「取り敢えず、生き延びて」「その先はわからん」
シュー。
「何だ」
「煙幕だ」
「さては奴等。俺の居場所がわかったな」
教会の室内に煙が充満する。
「ゴホゴホ」二人とも煙に咽ぶ。
ドアを開け、二人は外に出た。
「早川。袋のネズミだな」
忍者の1人が言った。
「卑怯な」
「ハハハハハ」「勝てば良いのだ」「早川、命貰うぞ」
忍者は早川に切りかかって来た。
「助太刀する」李も棒で忍者の攻撃に応戦する。
二人とも煙で敵をハッキリ見ることは出来ないが、心眼で気を察し戦っていた。
早川の刀剣と李の棒で忍者は叩き潰されて行った。
最後に忍者は1人になってしまった。
「うぬ」
「さあ、戦うか逃げるか、どうする」
早川が忍者に言った。
バーン。忍者は自ら自爆の道を選んだ。




