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(-ω-)つ次話
あう~恥ずかしいよ~
「あ、あの、何か、居たんですか?」
「動物が居たので危険かどうか見てまいりました」
動物!
どんな動物だろ?
ワンちゃんかな?ニャーちゃんかな?
「動物さん、その、どんな子でした?」
「朱里様は動物がお好きでしたね。残念ながら朱里様が好きそうな動物ではありませんでした」
「そうですか…、?僕、動物好きって言いましたか?」
「私は朱里様の為に生まれました。ですので朱里様のことはすべて熟知していますよ」
すべて・・・っ!
は、恥ずかしい~
「恥ずかしがることはありませんよ。朱里様は世界で一番愛らしい御方ですから」
「あぅ~、僕より、その、従者さんの方が、その、綺麗、です」
「ありがとうございます。ですがやはり朱里様が一番です」
も~顔が熱いよ~
「ふふ、そろそろこの先のことを決めましょう」
この先・・・
あの子もいない
お母さんやお父さんもいない
どこに行けばいいの?
「従者さんは、行きたいところは、ないん、ですか?」
「朱里様が行きたいところならどちらでもご一緒いたします」
「で、でも、行きたいところ、、ないです」
「では何かしたいことや欲しいものなどはございませんか?」
したいこと・・・
欲しいもの・・・
あっ
「そういえば、住むところ、って」
「どこかの国で宿を探すか家を購入する予定です。ちなみにお金などの心配はされなくても大丈夫ですよ」
「そう、なんですか・・・でも、どの国に行くのが、いいんですか?」
できれば騒がしくないところで住みたいな
静かに編み物とかしながら・・・
ワンちゃんやニャーちゃんも飼ってみたいな~
「そうですね。では現在『イースター王国』の南全域に広がる『ココの森』に居ますので、この森の中心に家を造りましょう」
「家を、建てるんですか?」
すごく時間掛かりそうだけどその間どこかに泊まるのかな?
それともお外かな?
キャンプってしたことないから不安・・・かも
「ご安心ください。魔法で一瞬で出来ますので外でお休みになることはございませんよ」
「魔法すごい、です」
「では、早速参りましょう」
~~~~~~~~~~~~~
「え?あ、あの急に景色が、、、」
ふふ、キョロキョロしている朱里様、可愛いです
「これも魔法です。今のはワープという魔法で世界の軸や3次元を把握し解析しそこに自分たちを移し変える高度なものです」
「???」
「分からなくても大丈夫ですよ。ではこの辺りに建てましょう」
周囲10キロは朱里様の所有地として登録し、許可なく入れないように
さらに湖を創って草花や樹木も
そこに朱里様好みの愛らしい動物も創り(もちろん朱里様に絶対服従で怪我などさせないように)
家は朱里様が動きやすいように平屋で、広すぎず狭すぎず、豪華すぎず質素すぎず
部屋は寝室を1つだけにし(私の部屋が無ければお優しい朱里様は一緒にと言ってくださります)
衣裳部屋は気候に合わせて100着以上(もちろん愛らしいフリフリから可愛らしいきぐるみまで)
小物や日常品も可愛らしい物で揃え
浴場は朱里様と私がゆったりと入れる広さ
ざっとここまで5秒ほどで出来上がりました
「!?」
驚かれていますね
「さあ入りましょう、朱里様」
私たちの愛の巣へ
~~~~~~~~~~~~~
初日の一コマ
「あ、あの従者さん、は、ど、どこ、で寝るんです、か?」
「私としたことが、朱里様のことで頭が一杯で私自身の部屋を忘れるとは」
「い、今から」
「今からでは造り直すのは難しいので、私は外で休ませていただきます」
「だ、だめです、、外は、さむい、、です、ぼ、僕の」カァァァ
計画通りです
「となり、で、い、一緒に、寝てく、、ださ、い」チラッ
我慢です!!
抱きつきたい!愛でたい!撫で回したい!
予想を超えてくる攻撃!
さすが朱里様、私のご主人様です
「朱里様がお許しくださるのなら、ご一緒させていただきます」
「よかった、、ひ、一人だと、こわいから、、むぐぅ」
柔らか~い
朱里様可愛い過ぎます
「朱里様」ギュー
「ふ、ふぁい」
「外に居ましたので、入浴いたしましょう」
「ぼ、僕、、くさい、、です?」
「いいえ、とても良い香りです」
「は、はずか、しい」
「では参りましょう」
御見せ出来るのはここまでです
朱里様の産まれたままの姿が見れるのは私の特権です
では失礼いたします
「朱里様の御身体を隅々まで・・・ふふ」
1年・・・こんなに空いてしまった・・・
不定期とは・・・
待っていてくれた方が居るならお待たせしました><;
間が空きすぎていて従者さんが変態っぽくなってしまった・・・
次回は!不定期更新です!
自己満足で書いていますので色々突っ込みたいところはあると思いますが・・・
これからもよろしくお願いいたします(年単位で・・・)