2
主人公視点です
転生するまではこんな感じで進みます。
僕はその子に言われた
『女の子になったら遊んであげると』
産まれてすぐのことは覚えていないけど、3,4歳頃かな?
壁にぶつかった
所謂公園デビュー
そこで僕は輪に入れなかった
次の日も
次の日も
次の日も
一人で遊んでいた
親以外に声を掛けるのが怖かった
勇気がなかった
そんな僕に遊ぼうと言ってくれた子がいた
うれしかった
楽しかった
初めて輪に入れた
でも次の日
遊ぼうと言ってくれた子はいなかった
また僕は輪に入れなかった
次の日
その子はいた
また誘ってくれた
遊ぼうと言って輪に入れてくれた
この子がいれば輪に入れるんだと気づいた
次の日からその子を探した
見つけて付いてまわった
その子はいろんな輪で遊んでいた
僕も一緒に輪に入って遊んだ
気が付けば僕はこの子がいないと不安になるようになった
その日も僕が近づいていけばその子は笑いかけてくれた
遊んでくれた
毎日が楽しかった
毎日が不安だった
あの子といるときと、いないとき
小学生になるまでこの関係は続いた
小学校入学式
一緒の学校だった
うれしかった
また遊んでもらえる
また笑いかけてくれる
違うクラスだった
隣のクラスだった
僕は一人になった
あの子は僕とは違い沢山の遊ぶ人がいるようだった
クラスで僕は目立たなかった
目立とうともしなかった
昼休みも一人だった
下校は集団下校だから一人ではない
でも一人だった
帰ってから公園に出かけた
あの子がいるかも
いなかった
探したけどいなかった
あきらめて家に帰った
毎日行ったけどいなかった
少したってある日
あの子を見つけた
何人かと一緒に居た
僕は前と同じようにあの子に近寄った
また遊ぼうと
遊べなかった
今日は無理だと言われた
何で?
他の子とは遊ぶのに?
あの子は言った
今日は女の子だけで遊ぶのだと
僕はそれまで男の子も女の子も気にしていなかった
あの子はあの子だったし
その日母に言った
女の子になるにはどうしたらいい?
母は子供の冗談の類なのだと思ったらしく僕に服を着せた
母の子供の頃の服だった
母は言った
カワイイと女の子みたいだと
次の日
僕は学校であの子を探していた
みつけた
今日も遊べないといわれた
理由は同じ
女の子だけで遊ぶから
その子は言った
『女の子になったら遊んであげると』
僕は
その日
女の子になった
なろうとした
帰って母の服を着て公園へ行った
あの子が女の子数人を連れていた
女の子になったから遊んで
言葉には出来なかったけどそんな感じで近づいた
本当に女の子になったんだと驚かれた
周りの子は笑っている
その子は驚いていたけど僕に笑って
『一緒に遊ぼう』
僕はさらにその子と一緒にいたいと思った