こんにちはベイビー
私は・・・独り身・・・なんとなくカップルの描写を書くと甘々になるような気がする。
恋人が欲しい今日この頃。
作者の心は捨て置いて、どうぞ。
・・・あれ?
ここは?
俺・・・何してたっけ?
・・・・・・。
転・・生・・?
ああ、そうだ転生したんだっけ?
でも、目は見えないし・・・手足も好きに動かせれない・・・。
もしかして・・・そういう種族に転生しちゃった?
いやいや、あの神様?がそんなミスをするわけなさそうだし・・・。
あっ・・・もしかして・・まだ生まれてない?
それならここは・・・お腹の中?
そういう事ならこの居心地の良さもわかる。
なんだか昔、母さんに抱きしめられた時のような感じがする・・・。
ふあぁ・・・眠たくなってきた・・・。
も・・う・・むり・・
ぐぅー
うにゃーーーーーー!??!!??!?
痛いイタイ痛いーーーーーー!????!!!!?!?
頭が割れるようにイタイーーー!?!???!?
なぜか猛烈に頭が痛くなった・・・。
何かに締め付けられるそんな感じがして・・・あっ・・・
もしかして・・・俺・・・生まれる?
ぐにゃぁああああーーーー!!??!?!?!?!?
痛みがーーーー降下していくぅーーーー!?!?!?!???!!?
ぬぉおおおおおーーーーーーー!!?!?!?
・・・・なんか・・・ヒリヒリすんねん。
いや、なんか通り抜けたとこヒリヒリすんねん。
目が見えないからアレだけど。
というか、
見えたら一生後悔する気がする。
ぬおおーーーー今腰ーーーーー!!!!!
足ーーー!!!
痛くなーい!
・・・生まれたみたい。
痛くない・・・痛くないっていいね。
だけど、肌がヒリヒリしてる。
たぶん、生まれたばかりの赤ちゃんも味わってたんだろうな・・・。
パチンッ!
あう!
「おぎゃあーーーーー!!」
おう・・・泣きたくないのに泣いてしまう・・・これが本能か・・・。
「奥様!元気な女の子ですよ!」
ナースさんですか?
「おぎゃーーーーー!!」
「女の子・・・?よかった・・・。」
ほうほう・・・神様?願いを聞いてくれたんですね!
頭では考えられるのに・・・口から出るのは鳴き声か・・・。
「ほんとに・・・生まれてきてくれてありがとう・・・!」
優しい声・・・慈愛に満ちてる。
・・・お母さん・・・こっちこそ生んでくれてありがとう。
「おにゃーーーーー」
あっ、いま可愛らしい声になった。
「アイシャーーーーー!!生まれたのかい!?というか体は大丈夫!?」
「旦那様・・・慌てなくても平気ですよ。お嬢様は奥様の腕の中で、奥様自体も疲労以外は何ともありません。」
「おぎゃーーー」
なんか疲れてきた。
赤ちゃんってこんなに疲れるんだ・・・。
「お嬢様!?と言うことは・・・娘か!それにアイシャが無事でよかった!!」
お母さんの名前はアイシャって言うのか・・・。
「おぎゃーーー・・・・」
なんか泣き止んできた。
ついでに親がそろったみたい。
「ちょっと・・・ファイク?落ち着きなさい!私は大丈夫だし、この子も無事よ?」
お父さんはファイクと言う名前か・・・。
聞き間違えたらバイクに聞こえる。
「そっ、そうだね・・・うん。初めての娘だから嬉しくて!というか、可愛いね!流石アイシャと僕の子だ!」
「当り前よ!あなたと私の愛の結晶なんですからね♪」
うわーー
お母さんにお父さん
なんだかとってもいい人っぽい!
まだ見えないけど・・・
というか、お父さん慌てすぎだよ。
いや、むしろラブラブすぎだよ・・・。
赤ちゃん産んですぐにイチャつくとか・・・。
おかげで、ナースさん?助産師さんはあれから一言もしゃべってないよ?
あれ?
普通にこの声の二人をお母さんお父さんと思ってた。
う~ん、なんだろ・・・
これが普通なのかな?
・・・ってあれ?
頭痛くなってきた。
考えすぎかな?
「あなた・・・この娘の名前はどうしよう?」
「・・・ミーヴィ・・・なんてのはどうかな?」
「ミーヴィ・・・いいわね。それにしましょう!」
・・・前の世界の名をいじった感じの名だ。
たぶん女神?さん辺りが気をきかしてくれたんだろう。
前世が何気に女性の名前だったのは気にしない。
「よし!この娘の名はミーヴィ!ハインブルグ家の長女だ!」
ハインブルグ・・・?
たぶん、家名かな?
「ファイク?ニースは?」
にーす?
「あっ・・・置いてきちゃった。」
ふぁあ~
なんか眠くなってきた。
「あら?もうおねむなのね?」
「ふふっ、疲れたんだね。」
「そうみたい。」
「でも、産湯はまだしてないんだよね?」
「ええ、まだよ。」
「それじゃ、僕がしても構わないかい?」
「そうね、お願いできる?」
「任せてよ。」
「でも、寝ちゃってるから起こさないようにね♪」
「わかってるよ、僕らの天使なんだから。」
お母さんお父さん・・・まだ起きてるよ。
意識だけだけどね。
まあ、もう眠くてしょうがないんだけど・・・
もう、寝てもいいよね?
おやすみ・・・。
「あら、完全に寝たみたい」
「ホントだ。今は寝かせてあげようか?」
「そうね、でも、産湯は入れてあげた方がいいわ。」
では、また・・・・・。
感想待ってます!




