表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/8

住の江の 岸による波

住の江の 岸による波 よるさへや 夢のかよひ路 人めよくらむ

                  第18首 藤原敏行朝臣

               

真っ暗な闇の中にいる。明かり一つ無い。何も無い、ただ真っ暗な空間。

これは夢だ。そんなことはわかっているのにどうしようもなく悲しくなった。


どうしてあの人は夢の中でも自分に会ってくれないのだろう。

現実ではずっと自分の片思いで、同じクラスだったのに相手は自分に見向きもしなくて。

自分から話しかけてもあまり特別な興味を示してはくれなかった。

自分もそれ以上行動できなかった。そしてあっというまに卒業式で。結局何もできなくて。


それから全く会ってない。


だったら夢の中だけでも二人っきりで会いたいと願うのに一度も出てきてはくれない。

僕たちは夢の中でも結ばれないのか。

 










歌の意味・・・住の江の岸に寄る波のように昼も夜もあなたに会いたいのにどうして昼だけではなく夜の夢の中でもあなたは人目を避けてわたしに会ってくれないのですか。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ