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オタサーの姫とキャバ嬢のハイブリッド
今回は短め
「じゃじゃーん!ゾミ専用胸当て!!」
「わ、もうできたの?」
「おうよ。あ、サイズ合ってる?」
「うん、ピッタリ」
「そりゃ良かった」
冒険者ギルドの前にゾミが宿泊する宿屋へ行き、イチャイチャするついでに約束の胸当てを渡す。
「今日はどうする?」
「いつも通りギルドで良さげな依頼見に行く感じかな」
「りょうか~い」
※ ※ ※
「キャシーちゃん!今日もかわいいね」「キャシーちゃん!今日も俺頑張るよ!」「お前だけ目立とうったってそうはいかねぇぞ」「あ、キャシーちゃん!これ、ルビーのネックレス。ほしいって言ってたでしょ」
「わ~、ありがとニャ!とっても嬉しいニャ!」
冒険者ギルドってオタサーだったっけ。
「何か…すごいね」
「俺もお前に胸当てあげたし似たようなもんだろ」
「そうかなぁ…?」
男どもに囲まれて肝心の"キャシーちゃん"とやらの顔は見えないが、随分と貢がれ慣れてるお姫様だな。
「マ、誰が誰に貢いでようと、それが原因で破産しようと、俺らにゃ関係ない話だ。依頼探しに行こうぜ」
「そうだね」
注目を浴びまくった一団とは離れ、依頼を物色しに行った。