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友達百人できそうな勢い


「すごいニャ!!!スパスパ斬れるニャ!!!!」


「キャシーが嬉しそうで俺も嬉しいよ」


「満面の笑みだなぁ…」


武器の貢ぎがいがある。オタサーやってた彼らもこんな気持ちだったのだろうか。


「あ、」


「どした?」


「イヤ、戦闘音が聞こえて」


《感覚強化》でキャシーが魔物を気持ちよく狩れるようにサポートしていたゾミが、何かを聞き付ける。


「魔物?」


「うんや、人間。てか、盗賊だね。あと、足音からして結構大人数」


ちなみに、この世界での盗賊とは"冒険者以外で強盗殺人を行う者"だ。最近知った。マァ殺して奪うなんて誰でもやるしな。バレたら騎士団(こっかヤクザ)に殺されるけど。


「人間相手なら短剣使えるニャ!助けに行くニャ!!」


「キャシーが言うなら行こう」


「動機が不純だなぁ…」


「もしかしてわたしのときもこうだったニャ?」


ハハ、助ければ惚れてくれるかもしれないなんて動機で助けに行ったなんてまさかそんな…


「めちゃくちゃ下心100%だったよ、こいつ」


「クソニャ」


「ごめんて」


「思ってないことで謝罪するニャ」




※ ※ ※




「もー!人数多すぎ!殺しても殺してもいなくならないんだけど!?《斧刃滅殺》!!」


「はぁ…クソクソクソクソなんでだよせっかくフレッサと楽しく旅してたのに死ねよ《呪言・麻痺》《ファイアアロー》《ファイアバレット》…」


ウワ、美少女つよ…俺らの助け要る?これ。


「あのー!僕たちも手伝いましょうか!?」


「あ、冒険者!?助かる!ぜひお願い!!」


ゾミの問い掛けに赤髪ショートボブ腹出し筋肉質美少女が答える。マァ助けが要るなら助けるか。


「《フルスイング》!」


「《閃光》!《幻惑》!」


「《スラッシュ》!」


人間は素材とか関係ないから全力で叩きのめせるぜ!




※ ※ ※




「いやぁ、助かった!アタシはフレッサ!こっちはアタシの大親友のナーギ!」


「アッ、…ども、ナーギ…です」


「ルルでーす」


「ゾミです」


「キャシーだニャ」


「さっそく聞きたいことあるんだけど良い?」


「ん?なに?」



「あんたらもTS異世界転生?」



「初対面で何聞いてんの???」


「頭イカれてるニャ」


「いや、ノルマかなって…あと初対面で心読んできたゾミにだけは言われたくない」


「ぐっ…それは…っ、そうだけど!でも今は自重してルル以外には使ってないから!」


俺は良いのかよ。


「揉めてるとこ悪いけど、アタシらも元男で転生者だよ」


「フレッサ…!?言って良いの…!?」


「同郷と仲良くなっておくに越したことはないだろ?」


「この世界の因果マジでどうなってるニャ」


イカれてることは確か。


「それにしても、ここらじゃ見ないけど、もしかして旅人?」


「あぁ、最近来たんだ!旅は…6歳のときに飛び級で成人の儀して村を出たから、もう10年続けてるかな!いやぁ、途中でナーギに会えて良かった!毎日楽しいよ!」


「一人旅を6歳から?そんな切羽詰まってたニャ?」


「口減らし寸前だったんだよね!アタシ大食いだからさ!」


「「あー、あるある~」」


ほんと治安クソだな。ウケる。ちなみに俺は異世界歴は18年だが、外界歴は一年もないのであるあるには参加できなかった。悲しい。


「あ、そうだ。俺らのパーティー入らん?」


「ルル…また急に…」


「良いよ!!」


「ふ、フレッサ…!!」


さっきから一言も喋ってなかったフード&目隠れ竜人のナーギが悲鳴のような声を上げる。顔がチラッと見えたが美少女だった。そういうの大好き。


「ねぇ、本気で言ってる…!?ぼくが人と話すの苦手なの知ってるでしょ…!」


「仲良くなるとめっちゃ喋るじゃん。仲良くなれば良いだろ?」


「無茶言わないでよぉ…!」


小声で揉めてるが、全然聞えてる。


「それに、人数がいるのは良いことじゃん。さっきだって二人だけだとめんどくさかったろ?別に旅にこだわりがあるわけでもないし、良い機会だよ」


「…ぼ、ぼくは、フレッサと二人でいれればそれで良かっただけで…!」


ふーん、ナーギは親友大好きってとこか。興奮してきた。


マ、それなら説得のしようなんていくらでもあるか。


「ナーギ」


「…!?は、はぃ…」


「俺らのパーティーは一緒に住んでるわけじゃない。ゾミとキャシーはそれぞれ違う宿だし、俺は鍛冶師の師匠のとこで世話んなってる」


「…?」


「約束がなければ会わないなんてざらだし、なんなら依頼も個々でこなすことがある」


「…!」


だからこそ互いの宿泊先知ってるし、しょっちゅう行き来してることは今は内緒にしとこう。


「危ない依頼だけ俺らを頼ってくれれば良いんだ。…どうだ?」


「あっ、エト…まぁ、そういう、ことなら…」


よっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!


「詐欺じゃん」


ゾミが後ろで何か言ってるけど気にしねぇ!!!!!!!俺の勝ちだ!!!!!!!!!!!!!


「服作る相手が増えたニャ。これからよろしくニャ」


「あぁ、よろしく!…ところで、何か食べる物持ってない?もう二時間も断食して…て…ウッ」


満面の笑みでそう言った後、フレッサはぶっ倒れた。


えぇ…?

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