薬草採取1
せっかく冒険者になったのだから、もう少しがんばりたい。
自分の能力もいいけど、あまり他人にバレないほうが良い様な気がする。
そういうのって利用されたりするよね?
俺は冒険者ギルドに来ていた。
「ミライさんこちらの依頼はどうですか?」
ギルド職員のリアさんに勧められる。
どうしたんだろ。
まあいいか。
「薬草採取が得意なようなので、お願いしますね」
5枚くらい渡される。
1枚ずつ見ていく。
危険な仕事は無いだろうな。
俺は慎重に見ていた。
実はみためによらず、臆病だったりする。
前の世界でも、悪そうな人相の人たちは苦手で避けていた。
取り合えず、危険なのは無さそうだ。
「これ、全部?」
普通にきいたつもりだが、凄んでいるようにみえたらしい。
「好きな物だけでいいです。全部でもいいですが…。」
若干怯えているようだ。
いつもの事だけど。
「じゃあ全部もらいますね」
わざわざ選んでくれたんだし、何かあるのだろう。
俺はミカゲの森へと出かけた。
1枚目は前と同じ草。
シャビア草10本×依頼書2枚
水辺で辺りを見渡すと直ぐに見つかった。
また光っていたからだ。
この能力便利だな。
1枚はユーリ草か。
葉っぱ10枚
岩の下に生えている。
岩?
岩って言われても沢山あるんだけど…。
あとの2枚はマリー花これは花?
白い花弁らしい。
シャビア草はすぐ見つかったけど・・。
もっと依頼書の中身をよく確認しておけばよかったな。
あとの二つがよく分からない。
取り合えず、シャビア草だけギルドに持っていこう。
冒険者ギルドへ行ってシャビア草だけ渡してくる。
1時間経っていなかったからか、また驚かれたけど。
まあでも2000ネル(2000円)だし、いい稼ぎかも。
後で聞いた話だが、薬草採取は地味すぎて人気がないらしい。
値段も少し高め設定になっているようだった。
だから俺に依頼書を渡したのかもしれない。
****
俺は薬草の本を見ながら小屋のベッドでゴロゴロしていた。
ギルドで特別に貸してもらった本だ。
「へえええ~」
たかが草って思ったけどすごいらしい。
シャビア草は傷薬に効く。
ユーリ草は痛み止めに。
マリー花は魔力回復の薬になるとか。
「魔力!」
この世界、魔法ってあるんだ。
アニメとかマンガでしか見たこと無いけど。
実際に見るのとは違うのかもしれない。
ぜひ見てみたいな。
とりあえず、明日はユーリ草を取りに行ってみよう。
何でも大きい岩の下に生えるらしい。
森の中を探して歩くことになりそうだ。
「見つけられるかな・・・」
俺は早く寝ることにした。
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