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夢の中

「申し訳ありませんでした。娘の命の恩人に何て失礼なことを…。」


アンの父親に謝られた。


「勘違いしただけですし、いいですよ。」


勘違いされるのはいつものことだ。

恋人に間違われたのは初めてだけど。


「まったく早とちりなんだから…。」

アンはむすっとしていた。


わたくしはファーレン、この村の村長をしています。何かお礼をしたいのですが、何がいいでしょうか?」


『ぐう~』


俺の腹の虫が鳴った。


「では取り合えず食事にしましょうか。朝の分が残ってたかな?」


めっちゃ恥ずかしい。

言わなくて済んだけども。

俺はようやく食事にありつけることが出来た。


残り物を出した‥ということでまたアンが怒ってたけど‥気にしてないよ?


「いただきます」


初めて見る黒いパンとスープをいただく。

パンは固くて、食べるのに苦労していると、スープに浸して柔らかくして食べると食べやすいらしい。

スープにつけてみる。少し柔らかくなった。


確かに食べやすくなったかも。

スープはコンソメスープっぽい見た目をしていた。

だいぶ薄味なようで、俺には少し物足りなかった。

おなかは落ち着いたみたいだ。



俺は思い切って、お願いしてみることにした。

「では、この村に住まわせてもらっていいですか?」



独りであの小屋に住むのは、色々不便そうな気がした。

この村にいれば食料と水が手に入りそうだから。


「そうさせてやりたいのは山々なのだが・・最近物騒でね。村民が怖がってしまうかもしれないし・・食料を分けるくらいしか出来ないのだが・・」


まあ、仕方ないよね。

今までこの顔で苦労してきたんだし。

わかってた。


幸い家はある事だしそこに住めばいい。

俺はうなだれて小屋に戻ることにした。



「ミライ!」


外に出た俺をアンが追いかけてきた。


「ごめん、ごめんね・・父も悪気があるわけじゃないんだけど・・ミライが優しいのは私が一番分かってるから・・・」


アンは俺の右手を両手でつつむ。


「今まで、きっと大変な思いをしてきたんだよね・・・」


アンは俺と小屋まで一緒に付いてきてくれた。

なんて優しい子なのだろう。

今まで親切にされたことが少なかった俺は身に染みる。


「また、来るからね」


帰るとき、名残惜しそうに手を振って別れた。

俺は今までにない不思議な気持ちに包まれる。

こんな俺でも認めてくれる人がいるんだ・・。

優しい女の子が。


俺は夢を見た。

アンが俺に笑いかけてくれる。

この少女を不思議と愛おしいと思った。

俺アンを好きになったのか?


夜中に目が覚める。

夢だけどリアルに覚えていて・・・。


「夢だよな・・・」


俺は再び目をつぶってみたが、中々眠れそうになかった。


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