仲直り?
夕方になり、今日の仕事は終わった。
俺は家に向かっていた。
何でアンがカモミールさんのお宅に来たのか?
考えてもわからなかった。
「彼女は心配だったのかもね?」
カモミールさんはそう言っていたが意味が分からない。
今度会った時、理由をきいてみるか。
どうせ朝ひょっこり顔を出すだろうから。
俺はそう思っていた。
だが・・・。
「こないな・・どうしたんだろう」
何も用が無くてもひょっこり顔を出すアンがこない。
まあ、明日になればくるか。
次の日も次の日も・・・。
こなかった。
一週間アンを見ていない。
どうしたらいいのだろう。
「ミライくん、欲しい花があるっていってたよね?取りに行ってみる?」
カモミールさんが俺に聞いてきた。
カモミールさんの家で俺は床をホウキではいていた。
「花?ああ、どこにも無いっていうあれか・・・」
マリー花の事をこの前雑談していて話してたっけ。
カモミールさん知っているのだろうか?
「あそこは秘密の場所なんだけど・・君になら教えてもいいかな。里帰り一緒にしてくれたらだけど」
「どういうことですか?」
花をもらうのに何か条件が必要なのだろうか。
「まあ、あそこにしかないから。どっちにしても行かないとだけどね」
「それより・・」
****
俺はアンの家の前にいた。
カモミールさんにしばらく町を離れるから、アンに言ってきたほうが良いっていわれたのだ。
それと、アンと喧嘩してるなら仲直りしたほうが良いとも言われた。
「気まずいんだよな・・」
ドアの前で俺は立っていた。
ノックをすればいいのだが、勇気が出ない。
「誰だね?」
家の内側からファーレンさんの声が聞こえた。
「す、すみません。俺ですミライです」
ドアが開けられ、迎え入れられる。
「どうしたんだい?アンに用があるんだろ?」
「そうなんですけど・・」
「あいつ最近元気なくてな・・喧嘩でもしたのか?」
「いえ、してないです」
「そうか、今、自分の部屋にいるから行ってみてくれ」
部屋の場所を案内され俺はアンの部屋の前に来た。
ドアの向こうにアンがいる。
コンコン
ノックをしてみた。
「お父さんじゃないよね?誰?」
ドアが開かれ、赤い髪の少女が顔をのぞかせる。
「え?ミライ?なんで??」
俺が来たことに驚いているようだった。
「来ちゃってごめん」
「・・・入って」
アンに促されてアンの部屋に入る。
「髪がぼさぼさなの・・幻滅したでしょ」
俺は首を横に振った。
俺とアンはベッドに横並びで腰かけた。
「ひさしぶり」
「うん」
「来ないから心配してた」
「そっか」
「・・・嫌われたかなって思って行けなくなっちゃった」
「俺がアンを?」
「うん」
「何言ってんだか・・そんなわけないだろ」
俺はアンの頭を撫でる。
「よかった」
アンは涙ぐんでいた。
「あっと、大事な話があるんだった。実は俺、しばらくカモミールさんと旅に出ることになったんだ」
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