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服装

翌日、俺は冒険者ギルドにユーリ草を持って行った。

アイテムボックスから、ユーリ草を取り出す。


「薬草が新鮮なのはアイテムボックスに入っていたからなんですね。いつもありがとうございます」


純粋にギルド職員のリアさんに喜ばれた。

俺の顔に慣れてきたのだろうか?


「それで…マリー花って最近見ないらしいですね?」


「あ~バレちゃいましたか。そうなんですよね。最近はてっきり見なくなって。でもミライさんは薬草探すの得意そうだから大丈夫かな?って。」


わざとだったのか…。


「でも探してるのは本当なんですよ。貴重なので、1万ネル出します!期間は気にしなくても大丈夫です!」



****



俺は家に戻り、ベッドの上で薬草の本を眺めていた。

ギルドで借りていたのだが、捨てる予定のものだったらしく、そのまま貰ってもいいことになった。

本は買うと高価なものらしい。


マリー花は珍しい木に咲くものらしい。

ローズウッドという木らしい。

その木も枯れて中々見つからないという。


ローズっていうからバラの木なのかな?

でも何だか聞いたことある名前だな。

元の世界と同じ名前の物なのかもしれない。


「あ、そうだ!」


俺には地図がある。

ローズウッドって周辺に生えてるかな?


目の前に立体のホログラムが浮かんだ。

ミカゲの森、近くの川とかが立体的に等高線で描かれている。

俺はしばらく眺めていたが、地図には何も変化が無かった。

地図も近所までしか表示できないようだった。



「……。」


「そういえば、聞きたかったことあるんだよね。いまさらだけど。」


急に後ろから声がした。

アンがいつの間にか部屋に入ってきていたらしい。

びっくりした。

心臓が止まるかと思ったよ。


「ミライって他の国の人だよね?」


「え?」


異世界から来たのバレてる?


「服も見たことないデザインだし。髪の色も黒いし。」


「あ、うん。だからこの国の事はあまり知らないんだ。色々教えてもらって助かるよ。」


服装とか特に気にしてなかったな。


「服、変かな?」


「変っていうか不思議な服だよね。最初見た時、貴族かと思っちゃったよ。その、ふわふわしたやつ。動物の毛皮で作ったんでしょ?」


俺はフリースの上着を着ていた。

化学繊維‥といっても通じるわけないか。

確かにお金持ちの人は毛皮のコートをまとったりするけど。


俺は想像してみた。

お金持ちの貴族で、目つきが悪くてガタイのいい男。


もし弱そうに見えてたら、強盗とかに襲われていたかも?

寒気してきた。

危ないから着るの止めよう。


俺は服を新たに買うことにした。


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