case-1.異形を産む日記
case1.異形を産む日記
それは10m四方の監視カメラが4台設置されている白い部屋に自由に読めるような状態で保管されている。10分間隔で4台の監視カメラに別の人物が次々と映りこんでいる。そしてその人物はすべてのページをしっかりと確認して部屋を後にする。
本革製で左綴じ、総ページ数150で希望小売価格2万3000円の高級だがよくある手帳である。その手帳の表面には紙が入れられるプラスチック製のカバーがついている。そのカバーには「ワッチの日記」とピンク色のマジックペンで大きく書かれている。
1日1回のペースでその手帳にはひとりでに新しい内容が書き込まれる。新聞・テレビ・ラジオなどあらゆる伝達手段で書き込まれた内容が伝達される。その結果、書き込まれた数分後にはもはや全人類がその内容を知っている状態にしていなければならない。そして、その内容を知ったらそれに対して最大限被害を抑え無力化するように努めることが国際的に決まっている。
そしてそのころには指定された場所で超常現象が観測されるのである。
初めまして!真白 スクラップと申します。ここまで読んでいただきありがとうございます。かなり見切り発車ですが思いつき次第投稿していきたいと思います。続きが気になる方はツイッターで告知するのでぜひフォローお願いいたします。アカウントは活動報告に貼っておきます。あとこの後もう一個投稿します。それでは、改めましてこれからよろしくお願いします。