9話 凛先輩と俺
投稿遅れて申し訳ないです!
日曜日。俺はあまり寝れず、ただいま朝7時。
「あぁぁぁどうしよぉぉぉぉ……」
まず服装が決まらない。髪もセットしないといけないし、顔洗って、歯磨いて、ふぅ……あ、トイレもしなければ。
などとダメ男になっていた俺だが、なんとか準備して、電車に乗り、予定の11時より30分前の10時30分に到着した。
「せいーきくん」
「あ、凛先輩……」
凛先輩の服装はシンプルな服装だったのだがめちゃくちゃ可愛い。天使、神、尊い。
「私、パーカーとかは似合わないと思うけどどうかな?」
「いえ、めっちゃ似合ってますよ。ありがとうございます」
「お礼を言われる筋合いはないんだけど……まぁ、ありがと。じゃ行こうか」
今日は、イオンで遊ぶ、という凛先輩のお願い? なのだが正直何していいか全然ワカラナイ。何故俺を誘ったのか。まぁ部活の先輩後輩と考えるとおかしくはないのか……
「とりあえずゲームでもしようか。こういうの一緒にするの憧れたんだよね〜」
というわけでクレーンゲームをする事に。これは見せ場なのでは?
「先輩、俺がやりましょうか」
「大丈夫大丈夫。私こういうのはずっとやってて得意だから」
その後、クレーンゲームの技を教えられながら、ぬいぐるみを乱獲し、店員に変な目で見られたのは知らん。
「こんな服装を似合うっかなっ」
その後は服を見る事に。正直何でも似合う。もはやふんどしでもアニメとかで出てくる文字Tシャツでも似合う。
「凛先輩は何でも似合いますよ」
「またまた〜」
「いやほんとですって」
そして俺は聞きたかったことを言う。
「凛先輩は、今日どうして俺を誘って遊びにきたんですか?」
「う〜んそれ聞く? 私さーこういうのやりたかったていうかさ。友達いないから……」
「あ、ごめんなさい……」
「謝らなくても大丈夫だよ。それに私今すっごい楽しいから。まぁテストは私のおかげだしね?」
「それはよかったっす」
その小悪魔的笑顔に思わずドキッとしたがなんとかごまかせた。
その後はブラブラと歩いたり、先輩と話したり。ただ歩いて、話す時間だけでも楽しかった。このまま付き合えたらいいなぁと感じた。このまま時間が永遠に過ぎなければと思った。凛先輩と他の男が付き合うのも嫌だと感じた。
一通り巡って夕方。流石に時間が時間なので帰る事にした。
「じゃ私、こっちの電車で帰るから」
「先輩、今日はよかったですか?」
「うん! とっても楽しかったよ」
「それなら安心です」
「ね、清輝君。これからも仲良くしてね」
「そりゃもちろん」
「お、そろそろ電車来るかな。清輝君また学校でね」
「凛先輩!」
「俺、凛先輩が好きです。一目惚れでした……付き合ってください!」
電車が来ている時に我慢できずに俺は言ってしまった。でも凛先輩が他の人と付き合うのは嫌だし、今日みたいなことを俺はたくさんしたい。
「……ごめんなさい」
そう言って電車に凛先輩が電車に消えていった。
残された俺には電車の音など聴こえず、ただこの6文字だけが離れなかった。
感想などなどありがとうございます。日々感謝です。今回は、結構展開が変わります。続きが気になる方はブクマをしていただければ……
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