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6話 俺と幼馴染

作者の都合で毎日投稿できないかもしれません。

申し訳ないです

 体育祭までもう少しとなった。俺ら男子リレー軍はクラスのためにという事で団結したが、女子の方は上手くいかない。


「まぁそんなにガチでやるのダサくね? マジ無理ンゴぱふぱふ〜タピタピしちゃう? 的なやつか」


「ごめん何言ってるのかわからない」


 俺とクラはどうすればいいのか部室で話していると、凛先輩が入ってきた。


「あ、河野さんだっけ? 困ってるみたいだね」


「あ、どうも……」


「こんなところで人見知り見せんなよ」


「だって初対面だししょうがないじゃん、誰かさんは楽しくやってるみたいだけど?」


「うっ……お前だってシンに相談したらいいやんけ」


「それは相談しづらいし……恥ずかしいし、面倒な事はテルに任せとけばなんとか」


「おい」


「で、リレーで困ってるんだったっけ?」


「あ、そうですそうです。クラって呼んでくれていいですよ」


「まだそんな初対面だしやめとくよ。ね、清輝君」


「なんかテルと違う〜!」


「どういう事だよ……まぁこんな女は」

 そう言って殴らないでよ、ねぇ、幼馴染のパンチ強い。ボクダメ……タオレル。


 俺が回復した後こんな提案をした。

「やっぱり人間折れるところは折れないとな。だからお前はバトンつなぎとか教えてやればいいんじゃねえのか?」


「でも上手くいくかな……?」


「大丈夫だって。明日やってみろよ。俺らも近くにいてやるから」


「わかった」


「素直でよろしい」

 次は俺のゴールデンのボールを蹴られてシニマシタ。


 ということで次の日。体育祭は朝練が認められてるので皆、朝ハヤイ、タオレル。


「ほら、シャキッとして! ほらここシワになってる」


「お前マジ母親感えぐいわ……」

 マジで、ニートとして居候していいかな。


「おーーっすお二人さん」


「お、シン。クラの件実行すっからお前も見守ってくれ」


「りょーかい」


「あ、ありがと……」


 笑っていたら今度は首しめられたよ。コワイネ。


 学校に着くと、揉めた女の子は練習をしてた。正直来ないのはクラスでの立場とかがなくなるから来るとは思っていたがこれは意外。練習してらっしゃる。


「なんだ、真面目じゃねぇか。行ってこいよ」


「一緒に来て欲しい……」


「なんでそんなときだけ乙女なんだよ。ほら行くぞ」



 


「あの2人はまだまだ進展しなそうだな……さてと」

 うまく行ってるのをみてそっと立ち去る。もう一つやる事がある。俺は2年生の練習の所で凛先輩を探すことにした。あの時の俺の違和感を消すために。


「あ、いたいた」

 凛先輩は木のところでずっと座っていた。


「凛先輩、そんなとこでおやすみですかい」


「なんだ清輝君か……びっくりした。で何の用?」


「何でクラが相談しに来たとき、あんな悲しい表情だったんですか?」


「……それは君の気のせいだよ」


「違います。なんなら写真見せましょうか?」


「え、写真撮ってたの!? 嘘でしょ」


「はーい騙された」


「あ」

 こんな先輩は初めて見た。


「先輩ってまさかなんかトラウマとか?」


「あーまぁそんな感じかなぁ」


「だから俺らを羨ましがって、ぼっちなんすよ」


「うっ……まぁあってるんだけどね。本当君はこういうのは得意そうだね。ま、それが君のいいところなんだけど」


「先輩って前、親しい人いたんですよね?」


「昔、1人ね。前メッセージで言ったよね」


「そうですそうです。なんでその人とは仲良くなれたんですかね」


「わかんないなぁ……まぁその人が優しかったからかな」


「まぁ先輩も僕たちがいるから大丈夫っすよ。クラだって仲良くしてくれます」


「何? 友達になってくれるの?」


「当たり前じゃないっすか。むしろ友達だと思ってなかったんですか?」


「うん。やっぱり君はいい人だよ……」


「それはありがたき幸せということで……まぁ先輩のレアシーンも見たし戻ります」


「うん、ありがとう」


 戻るとクラとシンが笑顔で待っていた。


「お、上手くいったみたいだな」

 俺がそう言うと


「うん! 誰かさんがイチャイチャしてる時にね」


「うっ」


「凄い楽しそうだったね!」


「さぁてシン! 練習するぞ!」


「はは。わかったよ」


 体育祭はもうすぐ始まる。俺ら6組は優勝できるのか……


ツイッター たくたく@小説家になろう


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