29話 謎の男
次の日。劇の脚本はラノベを参考にして考えたヒナの脚本 ”ひねくれた俺とS級美少女”に決定したが、須田海馬たちチャラ男グループは納得がいかないようで……
「は? こんなの何がおもろいの?」
A子と名付けたギャル女がいう。
「だったら自分が考えればいいじゃないですか?」
ヒナが強気に反論する。
「ぐっこのっ!」
殴りかかろうとしたときに
「まぁまぁ。主役の2人に聞いたらいいじゃないですか」
ウミが何とか止める。こういう時はほんと頼りがいがある。
「俺はOKだ」
実際めっちゃ面白いし。
「私がなんか目立ちすぎな気もするけど面白そうだしいいよ」
クラもOKなご様子。
「ちっ!」
チャラ男グループお怒りの様子。怖いな……
これで問題を残したまま、文化祭の脚本決めが終わった。
放課後、部室に行こうとするが、ヒナと須田たちが出ていくのを見て俺は追いかける。とりあえず様子を見ることにすることにしたので、茂みに隠れる。
「おいお前調子乗ってるんじゃないですかってな」
須田が詰める。
「別に……それに最近いらいらしすぎですよ」
ヒナも負けていない。
「何?」
「最近はテル達のグループがクラスカースト上位にきて腹立ってるんでしょ?」
え? そうなのか……知らなかった。
「てめぇっ! いつから調子乗っていいって言った?」
須田が声を荒上げる。
「私は出会いをして変わりました。あなたたちは変われていません」
「もう限界だっ!」
そう須田が言って殴りを防ごうと、助けに行くが、謎のフードを被った人物が、須田グループを瞬足で倒し、倒れた須田たちを背負ってどこかに行ってしまった。
「大丈夫か?」
残されたヒナに問いかける
「うん……」
「助けてくれたのか?」
あの人物は一体誰なんだろうか
「いや、去っていくときに次はお前たちの番だと言ってました」
お前たちの番……だと⁉ 一体何なんだろう。
「顔は?」
「仮面みたいなのを被っててわかりませんでした」
顔も見えなかったか。
謎の男が俺らの大きな壁で立ちふさがるとはまだ1ミリも思ってなかった。
毎日投稿やっぱり厳しいかもですねw
今回は謎の人物……いや誰やねんってね。
さて、勉強しないといけないなぁ……ヤダヤダ。
そういや劇の名前……わかる人にはわかりますねw
僕が初めて書いたあの作品です。よければそちらも是非。




