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俺の周りに超絶美少女が多すぎな件  作者: 向井 夢士
3章 1人1人の物語
26/31

26話 ババ抜き

今回も朝投稿

 俺、クラ、シン、ウミ、凜先輩、ヒナ、優香会長、橘先輩にカズを加えた9人で今回はシンの家で遊ぶことに。

「じゃ、トランプでもしますか」

 シンが提案する。


「トランプ?」

 カズが問いかける。


「昔3人でよくやってたんだよ。とりあえずババ抜きでもしますか」

 昔やってたなぁ。それでシンにスイカ奪われたっけ。


「普通にやるのも面白くないからさー罰ゲームとか」

 ウミが言う。


「罰ゲーム?」

 え? やめようよウミちゃん。これは俺ら3人だけでよかったのだ。


「そうだな~じゃ負けた人はいま好きな人のいいことを言うとか」

 ウミが提案すると


「「え」」

 俺とクラがお互いを見てやべぇよやべぇよとなる。


「やべぇよやべぇよ」

 カズも顔が青ざめている。


「ひぇぇぇ~」

 ヒナも焦りを見せている。まぁ俺なわけなんだけど……


「……」

 凜先輩そんな顔しないで! なんか怖い。


 それに橘先輩とシンはバチバチしているし……言っておくけどこれ取り合いじゃないからね?


「よし、じゃあやろう!」

 ウミがスタートを宣言する。


 絶対に負けられない戦いが今始まる……

「ぐっ!」


「あっ!」


 皆さんわかりやすすぎじゃないですかね……いろんな声が聞こえてくるんだけど。


「はい! テル!」

 そういってクラが言う。俺はクラからカードを引くのだが……


「うん?」

 引こうとするとクラの顔が曇った。


「うん?」

 隣のカードを引こうとすると笑みがこぼれている。


「(いや絶対これやん……めっちゃ可愛いけど、うーんしょうがない)」

 そういってとると、うんジョーカーだね。知ってた。


「ありがと」

 俺にしか聞こえない声でクラは言う。思わずドキッとしてしまう。


「ハイ次シン!」

 何とかごまかす。


「おけ、よいしょっと」


「⁉」


「お前はそうやって1枚だけ飛び出して引かすとき、左端にババを置くんだぜ。残念だったな、のろけ」


「くっ」

 流石に親友は厄介だぜ。


 そういってゲームが進んでいくうちに残り3人になった。残ったのは俺、橘先輩、カズ。


「ここだっ!」


「ぎゃぁぁぁ」


 橘先輩が抜け、俺とカズの二人になる。あれ? シンがなんか耳打ちしてね。

「ふんっ!」

 カズが引いたのはジョーカーではなかった……


「あぁぁぁぁてめぇぇぇぇぇぇぇ‼」

 シンの野郎、またなんか弱点言いやがったな。


「じゃぁ言ってもらおうか」

 うっ、シンが悪魔に見えてきた。


「えっとクラの好きな理由は……面倒見がよくて、可愛くて、やさしくて……そういう感じかな、あはは」


「こののろけが~負けないからね」


「同じく」


 なんで俺が損してるんだろうか。めっちゃ恥ずかしいのだが。あとウミと凜先輩もなんか怖いんだ、うん。

 

たまには日常回もいいよね?

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― 新着の感想 ―
[良い点] みんなの恋心が揺れているところを見ると、やっぱり青春はいいなぁって思います。色々思想があったのを見るところ、作者様の過去を擬えてたりするのかな?って思いました。戦闘シーン(?)も構成が練ら…
2020/06/23 10:40 退会済み
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