18話 夏祭り
今回もPCでの夜投稿です!
俺にとって大事な夏祭りが来た。女子一同はみんな浴衣を着ていて、思わず不審者になりそうだった。マジ浴衣パネェ。
「ねーねーなんで今日みんななの?」
クラが質問する。
「そこまで言うんだったら時間分けて一人一人に付き合おうか?」
女子一同は納得したようだった。まあこれでもいいか……だってみんな怖いんだもん。
まずはウミ。
「やっぱり迷惑だった?」
ウミはやっぱり告白を気にしているようだった。
「いや、俺としてもいい機会になったし。まぁちょっと待っていてくれ」
俺は本音を言う。
「絶対1番になるっ!」
ウミと付き合えば幸せになりそうだなと感じた。可愛いし、元気があるし、話は合うし。
「ねーねーあれとって」
そういって射的を指す。
「よっしゃ。任せとけ」
そういって見事倒して、クマの人形をプレゼントする。
「一生大事にするねっ! えへへぇ~」
その笑顔は天使のようにかわいくて、ずっと見ていたいと思った。
次はヒナ。
「最近ラブコメいいですよねぇ~」
「それはあるな。いいよね」
そうやってラノベ談義をしていると、
「私は眼中にありませんか?」
ヒナはまっすぐこちらを見ている。
「ヒナ……」
「私は助けてくれた時からずっと好きです。周りに置いて行かれるのは嫌で……」
「そんなことはないよ。ただ、今は考えてるだけ」
「そうですか……」
その顔は少し寂しそうだった。
次は凜先輩。
「一回振っちゃったのはごめん。あれは私が初恋に引きずられてた」
凜先輩も気にしているようだった。
「いやいや、凜先輩は悪くないです」
「私が今から君に行ったなら……迷惑かな?」
そういって泣き顔で凜先輩は言う。
「俺は……」
そういって俺は凜先輩に本音を言った。
最後はクラ。
「シンも誘ったけどね……シンはやっぱり今年はいかないって」
「しょうがないか」
あの1件はいろんな人に変化をもたらした。
「テル、なんか食べる?」
「そうだな。じゃぁたこ焼きでも食べるか」
「だね」
そうしてたこ焼きを買って、二人で食べることにした。
「はいあ~ん」
クラが惚れ掘れという顔でたこ焼きを近づけてくる。
「⁉」
「あははっ! 照れすぎだよテル」
「ぐぬぬぬ……ならほらあ~ん」
ならこちらもやり返すっ!
「⁉」
「はは。お互い様だよ」
「うぅ……悔しい」
しばらくして、
「ありがとね。テル」
「うん?」
「私のこと色々助けてくれて」
「当たり前だろ。俺らは幼馴染なんだから」
「”幼馴染”か」
「ねぇ」
クラが言いかけたその時、祭りの終わりの合図でもある花火が打ちあがった。
「なんか口動いてたけど何言ってたんだ」
「言ってないも~ん」
「おい!」
「内緒!」
そういって笑って、走っていくクラだった。
夏祭り。帰ってきてシンと電話していた。
「テル、どうだった?」
「あぁ。俺の気持ちがよくわかったよ」
「誰が好きなんだ?」
「それは内緒」
どこかの幼馴染の真似をしてみた。
「ちぇっ。まぁお互い頑張ろうぜ」
「あぁ、そうだな」
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最近レビューが欲しいなぁと思うようになったんですが、強制とかすると違反なのでしませんけどね。なのであとがきで読者に媚びていきます(黙れくそ作家)
というわけで今回もよろしくお願いします!ブクマが地味に増えていく。




