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いざ冒険の旅へ

3.いざ冒険の旅へ


 レグルスはメアリを案内することにした。


「さて、まずは村の中心のスフィアマップの所へ行きましょうか」


「ほほう…」


 メアリたちは村の中心に行ってみると大きな青い球状の地図が浮かんでおり、村のシンボルのように設置されていた。

 そしてレグルスが指をさしてこう言った。


「これは魔力で映し出していて、これが魔物からの結界にもなっているんだよ。更に新しいマップが冒険者の手によって発見されていくと、マップが更新されていくのよ」


「へぇ~。いい雰囲気出してるねー」


「で、今私たちが居るのはここね。ここから北東のマップ中央が王都。王都の南東が魔物の根城。北西と北東のはずれに見える塔が最近見つかったダンジョンみたいね。最初はこのエメラルド村から西の森を抜けようと思うけどいいかしら?」


「おっけー」


 レグルスの話によると他にも至る所にダンジョンや村などが点在しているらしい。


「ところでメアリはさ、なりたい職業とか決めないの?職業の種類はかなり多いけど、時と場合によっては変更も可能なのよ。転職を繰り返しているとユニーク職になれる可能性もあるわ。職業Lvはランダムに変動することも多いらしいけどね」


「なるほどね。私はそうだね~……魔法剣士とか成りたいかも!」


「ほほう…。メアリってば意外と“通”な感じなのね」



ピロリン♪



「あ、魔法剣士Lv1になったよ~」


「早!さてはお前、やっぱ才能あるな笑」


「にへへ…//」



 そんなこんなでメアリたちは村の出口までやってきた。


「さて冒険に出かける前に武器を確認しておこっか」


「らじゃー」


「まずメアリには【木刀(レア:★)】を与えよう。どこの武器屋でも安価に手に入る基本的な武器だぜ」


「ありがと。ところでレグルスの武器って一体……」


「私はこれ。じゃじゃ~ん。【ニードルガン(レア:★★★)】状態異常を付加できる針を飛ばせるの」


「うわ、遠距離とかぁ?それえげつない奴じゃん笑」


「ダメージはあまり無いけどねー。そして最後に強力な助っ人を召喚するからちょっと待ってて」


 レグルスは転生してきたメアリにとても興味が湧いたらしく、これから二人で冒険することにワクワクしていた。新規プレイヤーに対する指導欲みたいなものである。レグルスはハイテンションな声のまま例の助っ人に話かけた。


「門番父さ~ん!」


「もんばんとっ?!…なんだレグルスか。どうした?」


「これからメアリと冒険に行くことになったんだけど、メアリのLvがある程度上がるまで一緒についてきてくれない?」


「あ~、あの転生娘ちゃんか。わかった。しばらく同行することにしよう」


メアリ「よろしくお願いします」



 レグルスの父は代わりの若手門番を呼んで言った。

「私はしばらくこの娘たちについていくから、横山君あとは頼んだぞ」


「承知いたしました。いってらっしゃいませ!」



 門番さんは槍装備のいかにも西洋の騎士の恰好をしている人だ。

 種族は人間で32Lv、職業はガード38Lvと表示されていた。


『この人がパーティに加入すればそこらの低級の魔物エリアは余裕だろうなぁ』



「よっしゃこれで準備万端。いざ出発!」


 レグルスの掛け声でメアリたちはエメラルド村を後にしたのであった。



門番父さん『ドキっドキ!//』




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