表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

はじまりそして目覚め

 初投稿作品です。作者は理系な会社員ですが、小説書いてみたので良かったら見てって下さい。m(_ _)m

0.はじまり


 睦月芽亜梨(むつきめあり)は普通のJKライフを送っていた。趣味はMMORPGである。本人は自分の事を一言で表すとしたらハイスペックオタクだと悟っているようだ。いつものように仲の良い女友達と二人でおしゃべりしながら帰宅する。


「やっと学校終わったねー」


「そうだね!私帰ったらいつものネトゲやるぞー」


「芽亜梨は相変わらずそのネトゲー好きだね~。毎日10時間を3年も続けてるとか流石すぎるわ」


「にひひ……//だってあのゲーム、キャラかわいいしやり込み要素多いしスキルもカッコいいからね」


「ふむ。何回も聞いたよそれw」


「あとアプデが新ダンジョンとか装備・スキルの追加だけで、バランス調整とか難易度緩和がほとんど無いのもイイ!なぜならぁ~↑、ネタになるし過去の苦労が無駄に終わることが無い。ここ重要。

 最近のゲームはヌルゲー過ぎる上に緩和アプデしちゃうから昔懐かしの鬼畜仕様が体験できないのが多いのよ。ホントけしからんわ~…」


「芽亜梨の眼が…荒ぶってる!」



 そんな会話をしながら別れ道まで歩いた。


「じゃあまた明日~」


「バイバーイ」



 友達と別れ、自宅に戻る芽亜梨は


『さぁて今日はどのクエストやろうかな♪あとレべリングしながらレアドロ狙うのも楽しいよね~//』


 などと妄想しながらスキップしていると、空が急に暗くなってきた。ん?なんだろうと立ち止まって空を見上げた瞬間…


「ドッガ~~~ン!」


「う”っ」


 突然の雷に撃たれた芽亜梨は一瞬で黒焦げになって死んでしまった。




1.目覚め


「う~ん。ここは…?」


 キョロキョロと周りを見る芽亜梨


『草原か。私たしか雷に撃たれて……まあいいやここ気持ちイイzzz…』


 芽亜梨はポジティブで能天気な性格だったためか再び寝転がってしまった。

シリアスな考えはそれほど持たないのである。



『………んん!?草原だと!?』


 草原と言えばRPGとかの王道初期スポーン地点である。


『これは、いわゆる…………転生ってやつか!?(歓喜)』


 芽亜梨は起き上がって片手を挙げながらジャンプして舞い上がった。

しかし喜びは束の間で……


『あれ?私の制服にヒビが入って……』



パリーン♪



『ぬわー!現実世界の制服が…消えたっ!

 どうしよう……//。でもブラとパンツは残るんか』


『はぁ~……とりあえず落ち着くんだ私!』


 芽亜梨は自分にそう言い聞かせて冷静になろうと深呼吸した。



『……まずやるべきことは近くの町を探して服を手に入れないとなぁ。もし透明になるスキルがある世界だったらまずいからね』



 すると幸いにも芽亜梨は目に見える範囲に村らしきものを発見したためそこに向かって歩き始めた。しかし、辿り着くまでにコボルトのような魔物がおり、見つかってしまう事は避けられない雰囲気であった。


『まいったなぁ、ここの世界観はMMORPGそのものだから私は慣れてるけど、折角転生したんだ。もしこの世界でも死んでしまったら次の転生先が良い所とは保障はできない。気を引き締めなきゃ。

 防御力が0に等しい私がここを生き延びる方法はただ一つ。全力疾走して追いつかれる前に村に駆け込む』


 そして芽亜梨は忍び足で村に近づいて行くとコボルトがこちらに気づいた。芽亜梨はその瞬間を見計らい、全力で走りだした。コボルトの足の長さから考えて振り切れるとの判断も脳裏にあったためだ。


 案の定追いつかれることはなく村に入ることができた。基本的に魔物は村の結界によって入れない仕様になっているようだ。



 そして例の如く村の門番が芽亜梨に話しかけてきた。


「お嬢さん、そんな恰好でどうしたんだい?」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ