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管制室にて
ピピッ、ピピッ…。
軽い電子音と共に、管制室に置かれたモニターへ、『侵入者アリ』と表示される。
「………」
側に立つ大柄な男がモニターを見やる。
「…飛んで火に入る夏の虫。フッフッフ」
モニターの光が、サングラスに反射している。
サングラスの男は踵を返す。
「たった一人で来るとは、蛮勇かな?…ま、活きが良いかは少し泳がせてみてからだねぇ…」
男は口許を歪め、その場を後にした。
うっすらと光るモニター。それだけが殺風景な部屋で存在を示していた。
ピピッ、ピピッ…。
軽い電子音と共に、管制室に置かれたモニターへ、『侵入者アリ』と表示される。
「………」
側に立つ大柄な男がモニターを見やる。
「…飛んで火に入る夏の虫。フッフッフ」
モニターの光が、サングラスに反射している。
サングラスの男は踵を返す。
「たった一人で来るとは、蛮勇かな?…ま、活きが良いかは少し泳がせてみてからだねぇ…」
男は口許を歪め、その場を後にした。
うっすらと光るモニター。それだけが殺風景な部屋で存在を示していた。
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