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"二番手"少女の小さな願い  作者: 深闇 孤独
4/6

"二番手"少女の小さな願い 4話

****


時間は飛ぶように過ぎた。今日はコンテストの日だ。


「美咲~頑張ろうね!」


いつも通り眠たそうな、だるそうな声で話す百合奈と


「小浦先輩、頑張りましょうね! ソロが成功することを祈ってます!」


知ってか知らずか若干プレッシャーを掛けてくる陽。


「……変わったわね、美咲。今の貴方なら大丈夫。本気でいってらっしゃい。」


先生が背中を押してくれる。


「はい、私頑張ります。先生、見てて下さい。」


≪エントリー番号333番、日向ダンススクールより、小浦美咲、木下陽、谷沢百合奈の3名のステージです。≫


女の人のどこか冷たいようなアナウンスが響く。


「よし、百合奈、陽。全力出すよ。」


「はい!」「はーい」


私……否、私達の努力が、このステージが輝く時が、いよいよ来る。


****


ステージは大成功。見事にソロも成功し拍手喝采を浴びた。


「先輩、やりましたね! これはグループ成績1位もありますよ!」


「美咲、輝いてたねぇ。私は嬉しいよ。」


2人が口々に声を掛けてくる。だけど私の耳にはあまり届いて来なかった。


座席についてからもずっとそわそわしている。やっぱり個人成績が気になる。


≪グループ別成績を発表します……≫


「おお、ドキドキですね谷沢先輩!」


「まあ、1位でしょ。そこまで気を張ることもないと思う。」


「先輩クール……!」


≪グループ別成績、1位は、日向ダンススクールの小浦、谷沢、木下のユニットです。≫


会場がざわめく。その反応は、どこかわかりきっていたような、そんなようにも聞こえた。


≪続きまして、個人成績を発表いたします。≫


「……来たっ」


ざわざわしていた会場一気に静まり返る。この個人成績は、1位を取れればかなり凄いということになるからだ。


≪……続きまして3位、日向ダンススクールより、谷沢百合奈。≫


「え、私3位か。」


「先輩凄いです!!」


思わずおお、と声が漏れる。


≪続きまして2位、日向ダンススクールより、木下陽。≫


「……えっ」


会場がまたしてもざわめいた。去年に引き続き連覇するものと思っていた人が多かったのだろう。


≪それでは1位を発表いたします。≫


つかの間の静寂。やがて爆音の効果音が流れた。


≪今年のコンテスト、1位、日向ダンススクールより、小浦美咲!≫


その瞬間、大きな拍手が会場を揺らした。

文の切り方が下手。

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