青い光
凌はゲラットに走って向かう...
凌「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
凌はまた高速で動きゲラットの顔の目の前に行き.........
過ぎて公園の木に顔からぶつかった
凌「がぶし!!いたたたた.....」
顔をさすって痛みをこらえる凌....木はへこみ折れた
ロッテ(凄いスピード....でもご主人様は力をコントロール出来てない....どうしたら...)
ゲラット「ウォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!」
ゲラットは凌を睨み走ってきた
凌「うわぁぁぁ!?ちょっ!?まっ....」
凌は慌てて手を振り回す...
ドゴォォォォォォン!!
ゲラットの体当たりは凌が居た場所に大きな穴を開けていた
ロッテ「ご、ご主人様!!」
ロッテは急いで穴があいた場所に近寄ろうとするが...
凌「まだまだー!!」
ゲラットの真上に飛んでる凌が居たが....そのジャンプ力は周りの家やビルを軽々と上回っていた
ロッテ「凄いジャンプ....でも....」
凌は逆さまになって居て....落ちてきたら頭から落ちる事になる
ロッテ「体を回転させて下さい!!」
凌「か、回転?わ、分かった!」
凌はロッテの言う通り回転しながら落ちてきた
ゲラット「ガァァァァァァァァ!!」
ゲラットも黙って見てる訳でもなく尻尾を凌目掛けて伸ばす...
このまま行けば凌は確実に串刺しになる
ロッテ「ご主人様!尻尾を受け流してゲラットの頭にキックです!」
凌「め、目が回るぅ~~!!」
凌はしっかり目を開けると....尻尾の動きが遅く見えていた
凌(!!これなら....いける!!)
凌は回転をやめてまた逆さになって尻尾を手で受け流してゲラットの頭部目掛け逆さになった体を回転させた勢いで踏んだ
ガンッッ!!
見事に当たってゲラットは地面に加尾を叩き落とされた
凌「や、やった....」
ロッテ「や、やりましたね!」
凌は静かに立ち上がってゲラットの頭から降りようとした...
ゲラット「ウゥ...ウォォォォォォォォォォォォンンンン!!!!!!!!」
ゲラットの雄叫びと同時に尻尾が凌の足に絡み付き凌を地面に叩き落とした
凌「がはぁ!!」
凌は肺から一気に空気が出され激しい呼吸をした
ロッテ「そ、そんな....ご主人様ぁぁぁぁぁ!!」
ロッテは急いで凌に近寄ろうとするがゲラットが凌を尻尾で串刺しにしようとする....
凌「はぁ...はぁ...はぁ...はぁ.....」
凌は目を少し開けて尻尾を見つめた
ゲラット「グォォォォォォォォ!!」
尻尾が凌に勢いよく落とされた...
凌「今だ!!」
凌は体を横に反らして尻尾を避ける....尻尾は地面の深くまで刺さり簡単には抜けなくなった
ゲラット「ウグゥ!?ウォォォォォォン!!」
ゲラットは必死に尻尾を抜こうとするが抜けない...
凌「これで....おしまいだ....!!」
凌は両腕を前に出すと青色の光が出る....そしてその光はしだいに大きくなり凄い光を放つ
凌「くらえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
光はゲラット目掛け飛んでいき....光に当たったゲラットは光に包まれ子犬になった
ロッテ「えっ....ゲラットが...子犬に...?」
凌「違うよ....ゲラットは元々子犬だったんだ....戦ってる最中...あの尻尾に触れたとたん何故か頭にゲラットの姿が子犬に見えたんだ...」
ロッテ「えっ.....?ならこの子犬はゲラットにされてたって言うんですか!?」
凌はフラフラになりながら立ち上がって子犬を撫でる
凌「分かんない...けど.....僕の力で戻せるって....分かんないけど....そんな...気が...して....」
凌はバタリっと倒れた
ロッテ「ご、ご主人様!?しっかりして下さい!!」
凌は気持ち良さそうに寝ていた
ロッテ「.....力を使いすぎて寝ちゃったんですね....ゆっくり寝てください...」
ロッテは凌の頭を撫でながら微笑む
凌の髪は急に元に戻った...
ロッテ(ご主人様の力は....もしかしたら元に戻す力....?邪悪な姿になった者を元に戻す光の力....?)
ロッテは凌の力を気にしていた