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見たことのない力

雄叫びをあげたゲラットは凌を目掛けて走って来た



ゲラット「ウォォォォォォン!!!」




凌「き、きききききき来たぁ~~~!!!!」



ロッテ「と、とりあえず逃げましょう!!ゲラットは尻尾で相手を貫いた後でゆっくりと下半身から食べるので尻尾にだけは気を付けて下さい!!」



凌「どーゆう残酷な食いかただよ!!?」



凌とロッテはとりあえず走って逃げた....


だがすぐさま真後ろ追い付かれる




ゲラット「ウガァァァァァァ!!!」



凌「叫び声が変わったよ!?」


ロッテ「あれは侮辱した者への死の雄叫び....」


冷静に走りながら言うロッテ



凌「冷静に分析してる場合じゃないよぉ!!どうするのさ!?」


凌は走りながらツッコミをするが...

情況は変わらず逃げてるだけ...何かしなければ体力が切れ、捕まるのは目に見えてた



ロッテ「ご主人様!今こそ力を使う時ですよ!」


凌「どうやったら使えるのさ!?」


凌はロッテの顔を見る...


ロッテ「.......わ、忘れてた....力の発動条件を調べなきゃいけなかったんだー!!!」


ロッテはすっかり忘れてたようで凌の力を発動させる条件を調べてなかった用で頭をかき回す


凌「えぇ!!?」



ロッテ「どうしよう!どうしよう!?」


凌「ど、どうしよう.....」


力が使えなければ凌はただの子供....

かと言ってロッテが戦うにも武器がない...

尻尾が槍の奴に素手て行けば食われておしまいだ



凌(どうする...どうしたらアイツに勝てる...?いや....勝てなくても足止めでもしてスピードダウンさせないと...)


凌は周りを見渡すが相手の...それも四本の足で走る生物に効く攻撃や足止めなんて物がある訳が...



凌「ろ、ロッテ!あれを切る事って出来る!?」


ロッテ「えっ?あっ....出来ますが....」


凌「なら僕が合図したら切って!」


ロッテ「は、はい!」


凌はポケットから鍵を取り出した


ロッテ「その鍵を貸してくれるのですか?」



凌「こ、これしか無いんだけど....これでいい?」



ロッテ「はい!これがあれば確実に出来ます!」


凌「よし.....あと少し...」



凌とロッテは走り近くの公園にまでやって来た


凌「よし!あそこだロッテ!!」


ロッテ「はい!」


凌が指を指した場所には....電線だった



凌「今だ!!」


ロッテ「えい!!」


ロッテは合図が出た瞬間に鍵を投げた...ただ投げた訳でもなく...回転させて...それも高速で...


ブチッと電線が切れ凌を目掛けて落ちて来た


凌「これで....」


凌は横に避けてすぐ後ろに居たゲラットに当たった


ゲラット「ウガァァァァァァァァァァァ!!!!!?」



凌「おしまいだ!!」


ゲラットは感電した後、公園まで転げ倒れた


ロッテ「ご主人様大丈夫ですか!?」


凌「な、なんとか....」


凌は立ち上がってロッテに笑顔を見せる


ロッテ「よかった...」


ロッテは胸を撫でおろす



凌「ここの公園ならこの時間は誰も居ないって知ってたんだ....だから電線を切っても被害が出ないって思ったんだ!」


ロッテ「へぇ~....すごい判断力ですね!」


凌「いやぁ~それほどでもないよ~♪」


笑いながら帰ろうと二人はしたが....


「ウゥ....ガァァァァァァァァ!!!」


ロッテ・凌「!?」


二人は後ろを振り返るとゲラットが起き上がってた


凌「う、嘘....でしょ.....!?」


ロッテ「くっ.....あのゲラット電気に対抗できる細胞をしてるようですね...」


凌「そ、そんなぁ....どうしたら....あっ」



ゲラットのすぐ後ろに小さい女の子が震えて立っていた


ロッテ「あ、危ない!!」


ゲラットは後ろの女の子に気がついて尻尾を突き刺そうとする


「た、助けて...ママァ....」


ゲラットの尻尾が女の子に目掛けて飛んでいく


ロッテ「しまっ....」


凌「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」



ゲラット「ウォォォォォォォォォォォォンンンン!!!!!!!!」


ドックン....ドックン...


凌の体に衝撃が走る...


凌(まただ!またゆっくりと見える....)


ドックンドックンドックンドックン....


さらに衝撃が走る....


凌の目に見える物は止まって見えた


凌(あの子を...助けないと...ゲラットをここで倒さないと皆が殺される....そうなったら誰かが悲しむ....そんなのダメなんだ!!)



凌の頭に声が響く....





















ーー オマエガ望ム力ハナンダー? ーーー


























凌「僕は誰にも泣いてほしくないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」














気がつけばロッテの隣に居た凌は消えていた...

そして.....










ガシッ



ゲラットの尻尾を....女の子に届く前に止めた光りをまとった凌がそこに居た



ロッテ「ご主人....様....?」



凌の瞳は青色になっていて...髪は頭の方から水色で....下の方は濃いめの青になってとても綺麗な色になっていた




凌「ゲラット....関係のないこの子に手を出した事....絶対に許さないぞ!!」


凌はゲラットの尻尾を地面に突き刺して動けないようにした


ロッテ(何なんですかあの属性は...?見た事も聞いた事もない色....)





凌はゲラットに向かって走り出した



凌「バトルスタートだ!!」 

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