或る探偵の御話
私は、探偵をしている。
田舎で自宅で探偵には不向きなように見えるが、お隣のお金持ち(こういう言い方は良くないが)の、家族に依存しながらも今まで暮らしてきた。
ただし、今日を境になにもかもが崩れていくとは知らないで―。
❑或る探偵の御話❑
「ねぇ、おばさん。なんか薬のパッケージ違うんだけど」
「は?」
金持ちの坊ちゃんはそう一言私に言った。
確かに、坊ちゃんの病気にしては袋がやけに厚いとは思っていた。
慌てて薬の表の名前が書いてあるところを見た。
明らかに違う名前だ。
「あー、お母さんとか今日居ないんだっけ?じゃあ病院行くか」
「何いってんの?いるよ、一緒に行こ」
糞ガキが。生意気だ。
しばらくして、車に乗り某病院へと向かった。
広い廊下を無邪気に坊ちゃんは走って行く。
「申し訳ありませんが、このような方はカルテに御座いません」
そう、受付の人は言いきった。
「では、薬をもう一度くださいませんか?」
「少々お待ち下さい」
奥さまは薬を待っていた。
その間、私は坊ちゃんについて長い廊下で遊んでいた。
トントントン。
長い階段を調子よく坊ちゃんは駆けのぼる。
すると、珍しいことに反対からいかにも富豪というような身形の男性と、ボディーガードだろうか。後ろに数歩遅れて屈強そうな男性にすれ違った。
「坊や。昨日もここでぶつかったね」
「あ、おじさん」
「薬はあるかい?」
「これの事?」
「・・・。もしかして、触った?」
「おくすりなら飲んだよ?
パパもママもそのあと形が違うね、おかしいねって言って今日来たの。」
「・・・。」
すると、一気にその富豪の顔が青ざめた。
ボディーガードさんに目をやると、阿吽の呼吸というのかは知らないが。ボディーガードさんも頷き、手短に、
「同行してもよろしいでしょうか」
とだけ話した。
それから何時間か立って。
私の家に、ご主人・奥様・坊ちゃん。そして、なぜか富豪とボディーガードもいる。
「あの・・・?なんで?」
「だってぼくんちでっかいしー!」
「いやなんで家に行くようなこと「黙ってください」
ボディーガードに口を封じられた。
「それでな、この薬に“触った奴”は?」
「それなら、この子と私そして主人ですわ」
「袋だけなら私もー!」
ドサッ。
その擬音しかここには当てはまらないだろう。
気がつくと、主人と奥様、そして坊ちゃんは床に倒れていた。
脈も止まっていて、こんな死に方あるのか?っていうくらい不自然だった。
「じつはな、嬢ちゃん。この薬は触れただけで死に至る」
「は・・・?」
「儂のために造られたのじゃよ・・・」
なぜか、悲しいことに私の楽園が浸食されて一日目。
新聞を取りに外に出ると、そこにはカップルが。
「何の用でしょうか・・・?」
近所迷惑、迷子疑惑、儲けれるかも、リア充爆発しろ。様々な思いを抱えたまま、私は二人に話しかけた。
「・・・!父さん・・・!」
いきなり私の後ろへと、男は歩き始めた。
「へ・・・!?」
「はじめまして。私たちは許嫁なんです。」
「へっ・・・へぇー・・・」
今時めずらしい、許嫁。ゆるしよめじゃないよ、いいなずけだよ。
とたん、富豪の首に何かが刺さり富豪はその場に倒れた。
ボディーガードは、その獲物の方に瞬時に反応。
そして獲物の方に走ったまま消えた。
私たちは石化した。これは何の世界で起っている出来事なのか。
「危ない!!隠れろ!!!」
「「キャァッ!!」」
とりあえず家の中に入った。
鍵も万全、だけどいつ入ってこられるかわからない。
1週間後。
リア充(女の方)の母と姉と犬が家に来たみたいだ。
精神を削って生きていただけに、少し嬉しい。
また会ったのは、郵便物を一人で取りに行っている時だけど。
なにげにワゴンが見える。またアイツらじゃないかと悪寒がはしる。
でも、なにもなく、ゆるやかに時間は流れていった。
「あ、餌変えてきますね」
そう言って、一人家から出た。
だけど、どうもそこには敵がいる。なにかを餌皿に入れている。
やばい。やばい。やばい。死にたくない。
私は、恐る恐るうしろにさがった。
そして走り始めた。
アイツらは、それに気付いたのか襲いかかってくる。
叫びながら、一生懸命はしった。
少し後ろを見ると、男ははやくわたしに迫ってきた。
そ、して―。
文章力ないので、ホラーに感じないと思います。
全て私の夢でした!!また夢ですよ!!!!もう嫌だ)^o^(
誰か私のいい睡眠をください!Help!!!