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第6話 お茶会は罰ゲームですよね

 新生活を始めてから二カ月、装備品のストックも増えてきて概ね順調だ。鍵付きの頑丈な倉庫とガレージに、次々と装備品を保管している。


(んんー、オーダーとはいえ、作ってしまった)


 魔物大量暴走モンスター・スタンピードの対策として、前に京助が言っていたバルカン砲と二〇ミリ機関砲である。


 これは元の世界の武器を、内蔵されている魔石で起動するように設計したものだ。そのため魔力がなくても使用するのに問題はない。


 大量の魔物の出現に対して、広範囲及び殺傷能力も高い。


(外装はゴーレムの土塊、ミスリル、偽装宝箱(ミミック)の宝箱、フレイムゴーレム、弾はストーントカゲの外皮、業火の鉛……魔石はエンシェントドラゴンの核……うん、素材もケチらずに作った甲斐があるわ。……さて性能は……)


 鑑定も使えるので、攻撃力を数値化してみた。しかしステータス画面がおかしいのか桁がいつもと異なる。


 攻撃力:888888888

 射程範囲:A判定


(うん、とんでもないことだけはわかる。あ、でもアルフォンス様の攻撃力って必殺技ぐらいだとこのぐらいは出たはず……多分……!)


 京助が見たらミリオタ全開で、M61バルなんとか云々と呪文とかも言い出しそうだ。作ってみたけど、これの使い方とか説明とか訓練とか考えると、この世界の武具を大量生産したほうがいいのかな……。まあ、日本刀をできる限り再現しつつ魔法付与してほしいと言われるよりはマシなはず。


(オリハルコンがないと刀が作れないっていう理由で、七大竜王と戦うことになった日々が懐かしい……)


 武器を倉庫にしまった後、京助たちに王城での近況報告をしたのだが「資金を使わずに済んでラッキーじゃん」と軽い返事に力が抜けてしまった。


(いや、まあ、確かに私の希望した通りだから、渡りに船だけれど……。なんか都合が良すぎるような?)


 防御系装備全般は、ストック用と冒険者ギルド経由で売り出す予定だ。

 特に可愛いアクセサリー系には、防御結界の付与魔法をかけている。ネックレス、ブローチ、アクセサリー、指輪、髪飾り系は人気が出そうだ。

 これでもハンドメイドで色々作ったことがあるので、売れ行きにはちょっとは自信がある。この後のお茶会で初お披露目となるのだが、この世界の可愛いものの基準もあんまり変わらないはず。


(……アルフォンス様に見せて反応を見てみよう)



 ***



「え。これ全部、防御結界が付与されたアクセサリーだと言うのですか!?」

「そう。元の世界で人気だったデザインを思い出しつつ、私なりのアレンジを色々加えてみたの。特に銀製と硝子細工は──」


 ふといつも京助や和花に話すノリで答えていると、アルフォンス様が目を細めた。


(ゔっ……)


 今日も白銀の甲冑に身を包み、真紅のマントを羽織っている。悔しいが爽やかイケメンで紳士ぶりは健在だ。この二週間、一緒に居たけれど、アルフォンス様が私と付き合う意図がよくわからない。


 令嬢たちの壁役になる訳でもなく、毎日私の護衛と仕事の手伝いをしてくれている。もはや補佐のような立ち位置にいるのだが、それはそれでいいのだろうか。


(いやでも、他の人たちとの打ち合わせとかアルフォンス様が極力避けて代理でやってくれるからな……。私は仕事に集中できるし、有り難いけれど)

「エマ、続けてください。貴女との何気ない会話はとても貴重で、私自身聞いていて嬉しいですから」


 当初に比べたら歯の浮いたセリフを使い出すことが増えたぐらいだろうか。スキンシップは最初から多かったけれど。


「(やっぱり、私の日常的な会話から何かを探ろうとしている?)……ええっと、この世界でのアクセサリー系は宝石が重視されているので、硝子細工のも用意したのだけれど、アルフォンス様の意見を聞いてもいい?」

「エマが作ったというだけで、即日完売するでしょう……と言うと、とても冷たい目をするんですよね。まあ、その顔も可愛らしいんですが」

「なっ」

「あ」


 時々心の声がダダ漏れだったりする。最初は小声で何を言っていたのか聞き取れなかったが、最近は声量が呟きじゃないので丸聞こえだ。聞いている私も恥ずかしい内容だったりするものの、アルフォンス様の照れ具合が半端ない。

 真っ赤で頬が赤らめる。色香が三倍増しになるという。どういうことなのだろう。

 でも――。


(純情っぽい顔も演技だったら……ちょっと嫌だな)


「今まで副団長が頬を染めることがなかった」と騎士団の人たちに聞いたとき、優越感というか、特別な気がしてちょっと嬉しかった。ちょっとだけだけれど。

 でも大丈夫、勘違いしてない。きっと何か過去ワーストで恥ずかしい記憶が浮上しただけ。きっと、たぶん。


「ええっと、それで……アルフォンス様、意見はありますか?」

「あーー、そうですね。精巧に作られている薔薇や百合系などは、やはり人気が出ると思います。動物はどちらかというと、小さな子供向けなら売れると思います……。男物のブレスレット系はシンプルでいいと思いますが、少し軽めの素材の方がいいかもしれません。チタンなどお薦めかと」

「…………」


 思っていた以上にまともな反応が返ってきたことに内心で驚きつつ、木箱に綿を詰め込んで見栄えよく並べた。


「これでお茶会の下準備もできましたね」

「ん?」


 お茶会、という意味深なワードが出てきたのだが。聞き流せなかった。


「明日、王家主催で行われるお茶会があるので、こちらのアクセサリーのお披露目をしようかと」

「ちょ、え、な!?」

「ついでにエマの紹介もしましょう」

「私の!? でもそう言う場所って、庶民は出入り禁止なのでしょう? 紹介状もないし!」

「ご安心ください。私の――侯爵家の婚約者という枠でエマを紹介しようと思っていますので」

「こ、婚約者!?」

「はい。あ、もちろんエマを守るためですが、本当に婚約者だと思って貰っても全然問題ないと言いますか、いや、そう思ってくれると本当に嬉しいと言うか……幸せなのだけれど、指輪とか贈ったりしても……」

「アルフォンス様、ダダ漏れです!」

「あ! ……ええっと、とにかく明日はドレスアップするために侍女たちに依頼もしているから任せてほしい」

(不安だ。不安しかない)


 アクセサリーのお披露目。正直、王侯貴族の目から見ても、悪くないと評価してもらえたら嬉しい。一人か二人ほどでも援助志願者(パトロン)が付いてくれれば御の字だ。


(でも私が参加するなんて……聞いてない! しかも婚約者ってなに!?)


 結局その後は集中力が続かず、早々に仕事を切り上げることになった。いつものようにアルフォンス様と食事をとって部屋に戻る。


(……いや、いつの間にか恋人から婚約者にランクアップしているのだけれど!?)


 ベッドの横になりながらアルフォンス様の真意を考えようとするが、何度考えてもよく分からなかった。けれど婚約者として周囲に発表するのは、今まで以上に同性から嫉まれる材料になりかねない。

 王城で住み込みの仕事をしている侍女たちから、嫌がらせをされたことはない。けれど今回お茶会に来るのは、身分の高い貴族令嬢たちだ。


(私を婚約者にすることでお茶会に参加させて名前を売るのは、まあ分かる。これも工房を維持するために必要な営業だ。……でも、それだけじゃないような)


 アルフォンス様に好意を持たれているのは、……わかる。ただ時々全部演技なんじゃないかな、と思うほど疑い深くなってしまう自分がいる。


(そうじゃないって信じたいけれど、また裏切られるのは……耐えられないかな。アルフォンス様は、拗らせているけど根はいい人だし……)


 アルフォンス様との日常は――悪くない。あの求婚され続けてきた日々に比べれば、穏やかですらある。

 自分の仕事に集中できるし、何かと手続きや雑務はアルフォンス様や騎士団の人たちが手伝ってくれる。一人で隠居生活しようと考えていた頃には、戻れない。


(ずるい。……ずっと傍にいたいなんて思うようにさせるなんて、本当にずるい)


 優しくされると期待してしまう。期待してもいいのか、アルフォンス様に聞いても答えは決まっている。そう思ってしまう自分は、だいぶやられてしまっていると思った。



 ***



 翌日、つまりは王家主催のお茶会である。

 面倒なのをアルフォンス様に任せたかったのだが「さすがに初のお披露目なのですから、当人がいないでどう宣伝していくのですか?」と一蹴されてしまった。


 今日の私の服装はいつもと違う。

 ネイビー色の膝下ドレスにシルバーアクセサリーと耳飾り(これは私の作った防御魔法の付与がかけられているもの)に、王城の侍女が髪を結いと、化粧も軽くしてくれたので何処に出しても恥ずかしくない貴族令嬢のような仕上がりになっている。


 朝五時に侍女たちに拉致られ、ドレスアップしているのだ。事前に言っておいて欲しかったのだけれども。


「……早く着替えたい」

「何を言うのですか。よく似合っていますよ。できるのなら、このまま連れ去りたいぐらいです」

「連れ去ってくれるのなら、連れ去ってほしい……」


 この際、この格好のまま居続けるのが辛い。この発言は、アルフォンス様のポジティブな思考を加速させるだけだった。


「え、それって……もしかして『私を連れて逃げて』というアレなのでは? いやいや落ち着け。落ち着くのですアルフォンス! 今までツンツンして警戒心バリバリだったエマが? 急に? なんで? ……まさかのデレ? デレ期!? 実は両思いだったとか!?」

「アルフォンス様、現実に戻ってきてください!」


 名探偵さながら迷宮入りの謎に挑むような空気を醸し出している。もっとも口にしている内容は恥ずかしい妄想なのだが。

 両思い、という言葉にドキリとして背中に汗が滲んだ。


「アルフォンス様」

「あ。すみません、エマの可愛い姿を見たらちょっと理性が吹き飛びかけたので」

「頑張れ理性!」

「ええ? それは酷い。こんなに愛しているのに、エマに伝わってないって思ったら、悲しくもなります」


 そう言ってアルフォンス様は私の手の甲にキスを落とす。端から見たら恋人のよう。それが事実だったらと胸がチクチクする。

 本気?

 それとも演技?

 ぐるぐると思考が巡るだけで、答えは出ない。


「エマ、好きです。大好きで、愛しています」

「私は――嫌い……ではないです。でも」


 自分に自信がないし、また裏切られたらと思うと怖くて一歩を踏み出せない。

 素直になれない自分が嫌だ。体も心も預けてしまえば解決するかもしれないのに、やっぱり一歩が踏み出せない。


「エマは誰よりも可愛くて私の素敵で、大事な婚約者兼恋人で将来の伴侶ですから、自信を持って下さい」

「……最後の伴侶を許した気はないのだけれど?」

「おや? そうでしたっけ? でもエマが可愛くて、愛おしくて、隙あらばキスとかしたいとか、ハグしたまま膝の上に乗せて密着したいとか我慢しているんですよ?」


 ぎゅうぎゅうに抱きしめるアルフォンス様の言葉に嬉しくなる自分がいる。それと同時に怖いと思う自分もいた。

 信じられると思いつつも、信じるのが怖いと思ってしまう。


「アルフォンス様、そろそろ、会場に行かなくていいのですか?」

「……ああ、そうですね。非常に残念ですがしょうがないです。それとお茶会ではアルと呼んでくださいね」

「ええ!?」


 にこにこと嬉しそうにするアルフォンス様の顔が近い。熱のこもった眼差しに心臓の音が跳ね上がりそうだったけれど、彼にバレていないことを祈るばかりだ。



 ***



 騙された。

 これは巧妙な罠だったのだ。『身内だけのささやかなお茶会だ』と聞いていたのに、連れて来られた会場は王城の一角に位置する薔薇庭園。しかも集まった人々はどう見積もっても百人以上いる。


(ささやかなお茶会っていうより──いやもうこれ大規模なパーティーじゃない!)


 やられた。

 私の真意、あるいは思惑に勘づいたのか大々的なイベントを催すなんて。

 王侯貴族の発想は豪胆かつ派手。これだけのパーティーは結婚式並だ。一体どれだけの予算をかけているのだか。


(いや……私の作った装備品を売り込む好機! すでに戦いは始まっているってことよね)

「エマ? 緊張しなくても今日は『貴女に会いたい!』と、わざわざお越しになった方々ばかりなので、気楽になさってください」

「アルフォンス様」


 アルフォンス様は騎士服姿で私の隣から動かない。そしていつになく上機嫌だ。


(私を嵌めたくせに。……うう、正装で黒を基調とした軍服はいつもの三倍、いや五倍増しで格好いい……。なんか悔しい。周囲の女性陣たちからの視線も熱いし、頬を赤らめている令嬢だって何人も見える。私への視線は嫉妬ばかりだけれど)


「アルって言ったじゃないですか」と耳元で囁くのは、やめてほしい。吐息が耳にかかるし、低音ボイスに胸の鼓動が跳ね上がる。


「アル様っ!」

「ふふっ、はい。愛称でよばれるのは、やっぱりいいですね」

(楽しんでいる~~~。……こうなったら!)


 現在、エスコートをして貰っているのでアルフォンス様の腕に手を回しているのだが、もう少しだけ密着してみる。

「どうだ!」とアルフォンス様の顔を見上げると、口元がニヤけつつ、耳まで真っ赤になっていた。きゅん、と胸が締め付けられる。もしキューピットがいるとしたら、愛の矢を胸に打たれた気分だ。


(はうっ……何それ反則っ!)

「エマ、本当に貴女か可愛らしいですね」


 頬に触れる唇の感触に、今度は私が硬直した。一瞬で頬に熱が集まる。

 そして周囲の殺意も増しました。本当にお疲れ様です。


「(王国側も私に無茶振りをするのだから、もし装備品が不評だったとしてもアルフォンス様に押しつけて、支援者を募って貰うように言ってやる!)……アルフォ」

「アルです」

「……アル様、できるだけ傍で私のサポートをしてくださいね」

「もちろんです。エマが満足するように心がけます」


 アルは食い気味で答えてきた。しかもここ一番といえるような笑顔だ。


(ぐぬぬ、もう復活している。ふり振り回されてばかりだわ!)


 沸々と湧き上がる感情を言葉にしようとした直後、鋭い視線を感じた。ご令嬢から感じる圧とは比較にならない。殺意に近いその圧倒的な熱量の出どころはすぐにわかった。というのも──国王陛下が姿を見せたからだ。

 やはり纏っている空気が違う。一瞬で談笑していた声が消え静寂に包まれた。


 オールバックの真っ赤な髪、彫りの深い顔立ちに鋭い眼光、服装を着こなしていても騎士と変わらないような筋骨隆々の体。黒を基調とした服がよく似合う。というか外見からして「こっちの方がラスボスなんじゃないか?」というような強面な風格だ。


(わ、私なにかしたの!?)

「エマ?(震えて私にギュッと掴んでくるエマが超かわいいのですが!!)」

「皆そう畏まる必要はない。今日は我王城に()()()()を迎えた記念の祝賀会だ。楽しんでいってくれ」

(ん? 今『()()()()』って聞こえたんだけど……幻聴かな。幻聴だよね、うん)

「そしてエマたん、竜騎士団専属装備技師になってくれてありがとう! 心から礼を言う!」

「(き、聞き間違いじゃなかったぁあああああああああ! エマたんって言った。あの強面でどう考えてもラスボス認定間違いなしの国王様がああああ!)……あ、えー、いえ。もったいないお言葉です」


 この世界の挨拶はアルフォンス様に教えて貰ったのでドレスの裾を掴んで頭を下げた。笑われることはなく、国王陛下は「うむ」と深々と頷いていた。


(合格点ってこと? ……ってことだと思うことにした!)

「陛下、立っていては皆が談笑できないでしょうし、どうぞこちらへ」

(ナイスフォローよ、アルフォンス様。これで国王陛下と離れることが――)

「そうだな。ではエマたん、個人的な話もあるので少し時間をもらえるか」


 →エマたんは逃げられなかった。

 エマたんは逃げられない!

 諦めるしかない。


「(――っていうテロップが脳裏に浮かんだわ)……承知しました」

「うむ」


 ニコリともせずに頷いた国王陛下は側近に案内されてテーブル席に向かい、私とアルフォンス様は一緒について行く。

 先ほどの張り詰めた空気も緩和し、ちらほらと談笑する声が聞こえたが私たちへの視線は注がれたままだ。敵意と言うよりは好奇の視線に救われた。

お読み頂きありがとうございます。

次は20時以降に公開します( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

10/16(明日)に完結予定でございます。最後までお楽しみ頂けますと幸いです。


下記にある【☆☆☆☆☆】の評価・ブクマもありがとうございます。

感想・レビューも励みになります。ありがとうございます(ノ*>∀<)ノ♡

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