道すがらに
偽の依頼書をもとに奴らの内の1人を誘い出すことができた。
道中の移動用の馬車も業者を買収済みなので実際はこちらが運ぶことになる、難なく王都の検問所を抜け街道を進み人通りが少ない道を選んだ。
30分も走らせれば人気も無くなり馬の蹄鉄が刻むリズムと馬車の車軸からでる音だけが聞こえ静かだ、上空では鳥が飛んでおりそれよりももっと上空には金属でできた鳥が飛んでいた。
御者の耳にはイヤホンがつけられていて
「後1分で目標地点に到着予定。到着後馬車の切り離しのちに所定の位置まで退避せよ。」
「了解」
森を抜け開けた場所に出た時御者は席を立ちあがり二頭の馬の内片方に移る、金具を破壊し馬と馬車が離れ始め間にハーネスにしては細い縄だけが繋がっている。
流石に馬車の速度が落ちて気になったのか人影が立ち上がった瞬間馬車の外装が吹き飛び煙が上がる、御者の手には縄もといケーブルの終着点に繋がるリモコンが握られていてそのまま場を離れた。
馬車の中足元座席の下にはダークグリーンで塗装された箱状の物が隠されていてスイッチが入り点火されると中から700個の鉄球が扇状にバラまかれる。
いくら魔物の攻撃に対して鉄壁の防御を誇る防具も現代兵器の力には弱い、一瞬で穿たれ血が出るがふらつきながら馬車から降りる。
「誰だ何処のどいつだ!出てこい殺してやっるぅ!」
「キルポイントに誘導完了。第二段階に移行します。」
血走った眼で辺りを見渡していたが突如胸の鎧ごと内側から爆ぜたように血が噴き出す。
「ハートショット、ヒット。」 「膝から崩れ落ち一時止まる。」
「ヘッドショット、エイム。」
800m離れた場所から地面に寝そべる人が複数人いた、スポッタースコープで覗きライフルを三脚に固定している。
地面には空薬莢が1つ転がりすぐに再装填されている、他の場所にもツーマンセルで配置されていて射線が通っていたペアが選ばれた。
「ファイヤ。」 「ヘッドショット、ヒット。」
後頭部から右目にかけて内部を破壊しつくした弾丸はそのまま地面にめり込む、どくどくと地面を赤黒い液体でシミができ動かなくなった。
ARを構えた部隊が死亡確認と遺体回収の為に近づいているさなか右手を動かし魔法を放った、先頭にいた者が直撃後ろ数人も余波に巻き込まれより後ろに待機していた数人が1マグ分体に叩き込むと完全に動かなくなる。
「目標の死亡を確認。1名重症、2名が軽傷、救護班を要請します。」
遺体袋とポーションで回復しはじめた隊員を回収するためにチヌーク二機が降下してきて担架を持ち赤十字が刻まれたワッペンを装着したグループが近づく。
クレイモアです。




