6人目の席
マスターに呼び出しを受けて酒場に行くと何時もの活気が無く一ヶ所照明を残して暗くなっていて近づくと、マスターを含め5人の男女が円卓を囲んで座っていた。
マスターの横に一つだけ椅子が空いていて引いてくれたので着席した、老若男女関係無く獣耳も生えている人間もいて
「シズクさんにご紹介したいと思いまして定例会議もありましたので、私たちはオスクリタ。イリーガルなギルドで王都を抜いて王国を4つにエリア分けして彼らはエリアのマスターで私が統括しています。」
「向かって右から北部担当イルゼ・バイエルン、南部セルゲイ・マカロフ、東部ジョージ・イアン・クイン、西部アンナ・エミリー・テイラー、西部アンナ・エミリー・テイラー。」
一人一人と握手を交わし話は続く
「違法といっても半分くらいは義賊のような事をしますし、仕事も選びます。シズクさんは美味しく変わったお酒を提供してくださいますし、何やら大変なことをやってらっしゃるので友好関係を築きたい。
そこでマスターの席を用意しました。」
「といっても負担になるといけないのでエリアを別に管理などはしなくても結構です、必要な時に協力し合うくらいの気持ちで。」
「こちらとしても王国全域に浸透、情報網も広い組織に席を置かせてもらえるのはありがたいですけど皆さんは了解済みなんですか。」
「それは大丈夫皆お酒を飲んでイチコロでした。」
マスターがロックグラスにウイスキーを入れテーブルにスライドさせ配っていく
「新しい仲間を祝して乾杯。」 「「「「「「乾杯。」」」」」
一気に煽り酒精で喉が熱くなる。
こちらも代わりに、マスター以外にスマホを全員にタブレットを渡す。
「これは魔道具みたいなものと思っていただければ大丈夫です。長距離でも会話や情報をやり取りできる代物です。」
この世界に現代のテクノロジーを与えてしまうと健全に発展していかなくなるかもしれないが、ネットワークを有効活用するなら必要だから機能も限定的に制限して衛星通信も大幅にカットされているので影響も少ないはずだ。
「後ほど皆さんの部下の方の分も用意します数が多ければ多いほどこの魔道具は役に立ちますので。」
エリアマスターたちをヘリでそれぞれの支部に送りその時にスマホも置いて帰ってきた、パソコンからシステムを起動し王国全域のマップには光点で溢れている。
もしもの時は彼らのスマホが目となり耳となる。




