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オタク異世界を満喫する  作者: ニンジャ
三章 暗躍しよう
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酒場にて

この世界にも小説のように様々なギルドがあり冒険者ギルドや魔術師ギルドを筆頭としたものから傭兵ギルドのようなグレーゾーン、黒い(イリーガル)ギルドも存在する。

今回はその中でも黒いギルドに用があり王都に来ていた、王都も整備されているとはいえ荒くれ者が集まるスラム街は存在していて治安が悪いので良くない商売をする者たちも居る。

人数も最小限にアイリスとエヴァの少数だけで背広を着こんでいた、格好も相まって色んな視線を感じる中明らかに目つきの違う一人の男に近づき金貨一枚を指ではじき


「ここら辺で()()を探しているんだけど知らないですか?」


「ここはガキが来るところじゃねえぞ、冷やかしに来たんなら帰んな。」


そう言いながら立ち去りながら手招きしてきたので付いていくとある路地裏に通され地下に繋がる階段を下りると中は立派な酒場だった。

まるで禁酒法時代のスピークイージのような酒場は上の寂れた街並みでは想像できない程賑わっていて表向きはただの酒場のようだがどう見ても裏側の世界の人にしか見えない客もいる、カウンターに進みお酒を注文した。

度数の高いアルコールで喉が熱くなり同時に鼻に香りが抜け余韻を楽しみながら男が


「お前らは何しにここに来たんだ。」


「ここはお酒が美味しいと聞いて来たんですよ、ここなら最高の酒に出会えると。」


「確かにあんたは分かっている口みたいだな、さっきはガキ呼ばわりして済まない。」


「探して欲しい人たちがいるんですよね。」


ちびちび酒を飲みながら片手間で話を聞いてる男を見ながらお代わりした酒を飲む。


「それは大変なこった。」


懐から一本の瓶を取り出してマスターにグラスをもらい注いだものをテーブルに滑らせ渡す


「これ美味いな今までで飲んだことない味だ。」


さっきまでグラスを拭いてこちらに関心がなさそうだったマスターがチラリと見てきたので瓶口を向けて注ぐと無表情だったが口角が少し上がっていた。


「ボス変わった手土産もくれたことだし話位聞いても良いんじゃないか?」


「そうですねお話聞きましょうか。」


グラスを置いてマスターが目の前にやって来た。

しれっとボトルからお代わりしていた、つまみも出してきて齧りながら


「ここは大体のものが手に入ります人探しは得意分野だ、どんなものをお求めで?」


「転移者日本人の居場所を知りたいです。」


「ニホンジンですか、それだと少々時間がかかる2週間頂けますか?」


「大丈夫です。これ良かったらどうぞ。」


ボトルを何本か渡して代わりに一枚のコインを渡された。


「次からそれを出せば通してくれますので、お酒ありがとうございます。」

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