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オタク異世界を満喫する  作者: ニンジャ
二章 従業員と会社を興す
72/108

閑話 闇に助けられた者

case:1 

ここに来て10年以上経つがここの都市は王国の重要拠点だから防壁は王都にも引けを取らないほどで敗れるるどころか崩れることも無かった、だが今夜それが起きたスタンピードで現実を思い知らされた。


気づいたら俺の住んでいた地区が避難区域に指定され持てるだけの荷物を纏めるとすぐに中心部に繋がる門に並んだが俺のような避難民で溢れていて中に行くまで時間が掛かりそうだった列も真ん中にさしかかった時にここに来るときに持ってきたお袋の形見を忘れたことに気が付いて列を抜け出し急いで家に帰った。


急いで戸棚から形見を回収してササっと門に向かおうとしたら人気が無く遠くから魔物の遠吠えまで聞こえ、奴らに気づかれないように建物の陰から影へと伝いながら通りまで来てあと少しの所までだったのに奴らにばれた。


荷物を捨て形見だけを持って走った久しぶりの全力疾走に体中が悲鳴をあげていた畜生こんなことなら親孝行しておくんだった、あの鋭い牙で食い殺されるんだろうと思っていたが寸前のところで奴が倒れ伏し食われずに済んだ。


周りを見ても人は見当たらないだが村一番目が良かった俺には見えた、気配は無いのに人が居るそれも屋根から魔法を撃ったみたいだ誰かは知らないが助かったありがとう。


case:2

娘と足の不自由な祖父を連れての避難は大変でした旅行鞄一つだけが私たちの財産で家を出て避難を始めましたが通りは人手いっぱいで二人を連れて並ぶのは無理だったので最後尾まで行くことに、遠くでは冒険者や軍の声が聞こえすぐそばまで近づかれていくことが分かりました。


冒険者達に先導されながら群れを避けていた中運悪く徘徊している魔物に見つかってしまい私たちを守りながら戦ってくれていましたが音を聞きつけた群れが近づいてきてもうこれまでかと思った瞬間魔物の頭が吹き飛びました。


あっという間に蹴散らしてしまい怪我の治療と門の近くまで送ってくれ最後まで名前を明かさず存在を知られたくないようなので私たちの胸の中に仕舞っておきます。

名も知らぬ方達ありがとうございました。


case:3

私たちはどこにでもいるような冒険者衛星都市プロスパーを中心に活動していてAランク、中堅と呼ばれる位には活躍していて王都支部からスタンピードの知らせを聞いた時には驚いた基本は予測なんてできない、しかし規模も過去に発生したものより多い今のうちに数を減らせるように仲間と何度も討伐をした。


軍人2000人と冒険者が300人が応戦するが数を減らしたはずなのに魔物の攻撃は時間と共に苛烈になりついには狼煙があげられ持ち場の放棄と住民の避難が開始され土地勘のある私たちも避難誘導をすることに。


町中に入り込んだ個体を始末しながら逃げ遅れが居ないか確認して回ると親子と老人が居たので見つからないように中心へと向かっていたら奴らに気づかれた。


建物を壁に魚鱗を組んで戦闘することになり通常は痛みで退くはずの魔物は痛みをもろともせず攻撃をしてきて一人が負傷して回復その間に戦闘音を聞きつけ近くの群れが近づいているのが分かり内心もうだめかと思ったその時だった。


気配も感じずいきなり誰かが現れた新手が来たと思ったら奴らを攻撃し始め鮮やかな動きで見た事のない得物を使って倒してしまった。


二人組で顔まで布で隠しているが男女のようで男の方が私に近づいてきたので少し警戒もしたが話もしたいので警戒を緩め


「危ないところを助けて頂き感謝します。失礼を承知でお聞きしますが何者でしょうか?」


「それはちょっと言えませんが味方という事で、それより脚大丈夫ですか?」


そう言われ見ると自分でも気づかなかったがそこそこ血が出ていて認識した途端体が痛みを訴えてきた。


これくらい我慢すればいいと思った瞬間お姫様抱っこされて座れそうな場所に下され脚の防具を外され羞恥心に悶えながら包帯を巻いてくれ回復ポーションと全員に魔力ポーションまでくれ道中の魔物を倒しながら通りまで護衛された。


彼らは通りの冒険者を見て


「彼らと合流してください、自分たちの事は言わないでくれると助かります。」


そう言って闇に溶けるように消えてしまった。

幻を見たんじゃないかと脚を見ると包帯が巻かれていたのでやっぱり現実だ、お礼も言えずに行ってしまった彼らにまた会えるでしょうか?

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